部屋でふたりっきりなり、「それでは、よろしくお願いします。ミヤコと申します」と、筆者の目隠しを外して頭を下げた彼女。姿勢を直した時に見えた顔は、いかにもアラフィフという熟女であった。ただ、救いなのは美熟女の部類であり、この指名方法なのでフェラのテクニックは抜群ということだ。
身体を洗いながら、「お若いのに、こういうところはよく来られるんですか?」「オバサンでごめんなさいね」と話しかけてくるところが、いかにも熟女ソープに来てしまったという感じで、股間が期待と反比例していくのがわかる。
しかし、バスタブでの潜望鏡で再び股間がムクムクとなってきた。そりゃそうである。ミヤコさんを選んだ基準はフェラ上手だったからであり、腰を浮かした状態でしゃぶられるのは極楽状態に決まっていて、ここで1回“キノコ狩り”されてしまったほどである。
ベッドに移ってからもミヤコさんの勢いは止まらず。乳首をイジリながらとか、仁王立ちにさせられて、さらに、そのままイラマチオをさせられたりと、さまざまなバリエーションで筆者のキノコは狩られた。ソープ独特のフィニッシュを迎える時には4回目の発射だった。そちらよりもフェラのほうが断然、気持ち良かったほどである。
プレイ後に少し時間があったのでミヤコさんに話を聞くと、このキノコ狩り指名は「うちの店は安いけど、ご覧の通り、オバチャンばかりじゃない? 通りすがりで店に入って、指名写真のパネルを見て出ていっちゃうお客さんが多くて(苦笑)」とのこと。それでも、技術には自信があるので、目隠しのフェラの指名方法を考えたそうだ。
そのギャンブル感といい意味でのくだらなさは、風俗ならではの楽しみがあるし、筆者としては面白いと思った。しかし、このご時世に店が情報発信ツールを持っていなかったことが影響したのか、残念ながら『A』は、この半年後に閉店してしまった。あのワクワク感はなかなか味わえないので、今でも残念で仕方ないと思っている筆者である。
(文=子門仁)