鶯谷発の出張SM、フリーで呼んだら意外な女王様が来た! ~あのお仕事の光と影~


 実は、ミワ女王様は所属していた団体から退団時に『素行不良で解雇』と報道されたのだが、「うん、異性関係。もちろん、団体の規則の三禁(酒・タバコ・異性交遊の禁止)を守らなかった自分が悪いけど…けっこう、やっている人がいたのよ」と切り出したミワ女王様。

 異性関係か…。というか、女子プロレスって、同性愛というかレズも多いって噂もありますが?

「うん、多いよ。アタシ、その時のトップ選手に“オレのオンナになれよ”って迫られたけどさ、そっちに興味がなくて。男の方がいいというか、実際に彼氏がいたし、断ったの。そしたら…その誘った先輩と、取り巻きからの無視された」

 そして、その先輩はベビーフェイス(善玉)だったが、裏でヒール(悪役)と結託して、試合中にミワ女王様を流血させたり、髪の毛を切られたりしたという。「しかも、マスコミがいない地方大会でだよ!?」という陰湿さだ。理由はもちろん、ミワ女王様の彼氏に対する嫉妬だった。

 先輩からのイジメはその後激しくなり、巡業の途中で逃げ出したという。さらに運悪く(?)彼氏とも別れた結果、知り合いのツテで五反田の風俗店に勤務するように。そこからは、ソープやSMなど、あらゆるジャンルを経験し「風俗は女子プロレスの5倍のキャリアになった(笑)」とのことだった。

 ちなみに、プロレスを廃業後に風俗入りする選手は実は少なくないという。
 
 
 
「とくにアタシたちの世代がそうだけど、中学を卒業してスグに女子プロレス入りしちゃうと、独特の習慣を持つ世界にドップリ浸かっちゃうから潰しがきかないのよ(苦笑)。それが十代で辞めちゃえば、まだ救いがあるの。学校に戻ったりできるし。でも、昔は“25歳定年”があって、そこまで頑張って会社に捨てられるとさ…そんな女の子を使ってくれる職種なんて限られてくるじゃない?」
 
 
 
 ということで、その職種のひとつが風俗であり、一時期は今は亡き老舗団体があった目黒駅周辺の風俗店には元女子プロレスラーが多かったようだ。さらに驚くことに、“元”ではなく現役の選手も風俗店に在籍していることがあるという。
 
 
 
「今年の1月頃だったかな? 大宮の風俗店に現役選手が在籍しているってスポーツ新聞の見出しになったじゃない? やっぱり、今はプロレス一本だけでは食べていけないからね…。もちろん、認める選手はいないだろうけど、少なくないよ。後輩が言ってたもん」
 
 
 
 聞けば、1試合のギャラが5,000円程度であることも珍しくないという。これでは生活できないのは明白だ。中にはファンと援交まがいのことをしている選手もいるようだが、少なくともバイト生活はやむなしだ。「でも、たとえばコンビニのバイトとかはシフトがあるでしょ。だから、シフトが自由、しかも24時間営業のデリヘルとかで働く子が多いみたい」とミワ女王様は語るが、問題もあるという。
 
 
 
「女子プロに入ってレズになっちゃう子もいるんだ。そんな子にとって、風俗店で男性を相手にすることは苦痛でしかないでしょ?」
 
 
 
 ということで、その結果、メンタルを病んでしまうことも…。
 
 
 
「最近さぁ、コスチュームで腕を覆うアームカバーをしている若い選手、多いじゃない? そこを隠すってことは…」
 
 
 
 と、ニヤリとするミワ女王様。ちなみに、ある選手はアームカバーを忘れたために当日に欠場を発表したとか…。う~ん…女子プロレスの見方が変わりそうである。いずれにしても、風俗店で出会った場合は、風俗嬢と客という関係なので、おてやわらかに願いたいものである。
(文=子門仁)

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