しかし、これはプライベートだ。願わくば、もっとミーナの感触を楽しみたい。彼女は少しの日本ならば分かるのだが、「もっとゆっくり、お願い!」と言っても伝わらないようだった。しかし、コチラはタイ語で「ゆっくり」という言葉を知らない…。「モア・スローリー」イチかバチかで英語で言ってみる。彼女は自分のリズムで腰を動かして喜びに浸っているのか、聞こえていない(理解していない)ようだった。それならばと、激しくシェイクしているミーナの腰の両サイドをガシッとつかみ、押さえつけるようにした。そして「チェンジ!」と言うと、彼女はニッコリと笑って「OK!」。
上下の攻守交替となればコチラのものである。下になった彼女は、一突きされるほどに「アウッ!」「オゥ!」とケバい顔を歪めて身をよじる。なんとなく演技っぽいけど、コンドームのお礼なのだろう。そう割り切りつつも、ミーナの締まりの心地良さに、あえてゆっくりと腰を動かす。
コンドーム越しでも彼女のアソコの内部が蠢くのが伝わってきた。かなりの名器だ。結局、ミーナが下から腰を動かし始めたこともあって、最後は呆気なく発射してしまった。
「もう少し、ここにいていい?」とミーナ。ということで少し話をしたが、彼女の年齢を聞いて思わず沈黙してしまった。化粧のせいで分からなかっただけか…。「ねえ、もう一回、しようよ!」と誘われた時、ほんの少しの罪悪感がありながらも応えてしまったところに、男としての弱さを感じたバンコクの夜であった。
コンドームの箱をバッグから取り出して、「アリガトウゴザイマス!」と軽やかに笑顔で部屋を出て行ったミーナ。彼女の香水の残り香が部屋に残る中、心の底から「日本製コンドームよ、ありがとう!」と思ったものだ。読者の皆さんも、海外に行かれる際には日本製コンドームを持参してはいかがだろうか?
(文=美田三太)
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