たしかに、筆者はプロレス観戦歴は風俗通い歴よりも長いし、風俗の次に好きである。なので、お安い御用だと“コーチ”として伝授することにした。
「私が“生徒”だから、ここは出しておきますね!」
と、ホテルにチェックイン。なんか、ラブホで女の子にお金を払ってもらうって、ヒモ感が…。いやいや、そんなことよりも技の伝授である。プレイの流れを考えると、ベッドの上で行うことが主流になるので、筆者がこれまでに経験した格闘技プレイの流れを踏まえて教えることにしたが、いきなり問題が。
コブラツイスト、卍固めといった両者が立って行う技は、ベッドのマットレスの関係で不安定になるのだ。ベッドの上で安定した技をかけるということが、いかにスゴイことなのかを実感した。
もちろん、床の上でやってもかまわないが、“流れ”を考えると、ベッドの上で最初から最後まで完結することが好ましいと思うのだ。たとえば、床で技をかければ、フィニッシュはベッドに移って…となる。しかし、この“移って”の、ほんの数秒の間に興醒めしてしまうこともある。
さて、真央さん自身は、やはり不安定そうである。なので、筆者は“必須科目”のコブラツイスト、卍固めの基本的なかけ方を、まずは床の上で教え、ベッド上でも応用できる少し“通”な方法を教えた。
まず、コブラツイストは多くの女性が背後から「これからかけますよ~」的にかける。しかし、プロレスでは前方から走ってきた相手を“いなして”かけるパターンがある。もちろん、ベッドの上では走れない。なので、前方からハグをすると見せかけて、軸足をからめながら素早く背後に回ってかける方法を教えた。しかし、この動作では当然、不安定であることは変わらない。
そこで、続いてのアレンジである。それは、そのまま倒れこむというもの。実はコレ、グラウンド・コブラツイストという名前がついている技でもある。実際は、そのまま固めて両肩をつけてスリーカウントを奪う。もしくは、その状態で締め付けてギブアップを誘うものである。ここでは、そのグラウンド・コブラツイストのまま手コキをしたり、乳首イジリを加えることにした。