女優業の活発化とその評判が反比例状態の板野だが、そもそも2013年にAKB48を卒業してからはアーティスト志向の強い活動をこなしてきた。昨年7月にリリースしたファーストフルアルバム『S×W×A×G』は、アルバムタイトルにヒップホップシーンでよく使われているスラングを採用しており、そのジャケットでもバンダナをヘッドアクセサリーとして用いるなどアイドル時代とはひと味違うスタイルであった。
また、これまでのリリースしたシングル『Come Party!』と『Gimme Gimme Luv』では、それぞれMVでキレキレのダンスを披露し、クラブミュージックに傾倒している様子も。そうした活動と女優業は真逆の方向性にも思えるが…。
「ここ最近の板野さんは女優としての露出が増えていますが、アーティスト活動も並行しており、10月11日に大阪で開催される音楽フェス『MUSIC CIRCUS’15』や、11月23日に大阪で行われるランニング&ライブイベント『LightningDASH!』への出演が決定しています。また、クラブミュージック寄りの楽曲をリリースしたことで、クラブイベントへのゲスト出演も行っているようです。
女優業やアーティスト活動を行うことで、AKB48時代とは違う層のファン獲得を目指しているのかもしれませんが、これでは方向性が定まっておらず、ちぐはぐな印象も否めません。どちらかの評判がよければ、イメージを固める意味でも活動に統一性を持たせるはずですから、現時点ではまだどちらにも手応えを感じていないのかもしれませんね」(芸能ライター)
AKB48時代に比べると、どうしても存在感が薄れているように感じられる板野。彼女が一番輝ける場所が見つかるといいのだが…。
(文=サ乙)