だが、男心をくすぐるCMとは違って、小島はイベントやバラエティ番組で同性人気の低さを浮き彫りにしてしまうことも。7月に出席したスタジオジブリのイベントでは、将来的にジブリ作品の声優に挑戦したいと語り、「なんでこんな図々しいことが言えるの? 」などの批判的な意見が相次いだ。
今月22日放送の『ドリラジ~あなたのイメージ確認します~』(フジテレビ系)でも、グラビアアイドル・おのののか(23)を自分よりも格下に位置づけているととれる発言をして、女性層から反感を買ってしまった。この番組は世間のイメージをもとにトークを展開するといったもので、小島は自分と近いイメージを持たれている、指原莉乃(22)や鈴木奈々(27)といった女性タレントについて語り、その中で、おのに対して「面白くないと思う」と言ったのだった。「(おのは)一生懸命さやまっすぐなところに良さがある」とフォローしたものの、女性視聴者には上から目線の発言に聞こえたのかもしれない。
さらに小島は、23日に行われた『ホリプロタレントスカウトキャラバン』で、グランプリを獲得した京都府出身の木下彩音さん(15)に向かって、「グラビア撮影では毛の処理だけ気をつけて」とアドバイス。小島自身、同大会でグランプリに輝いており、芸能界の先輩の貴重なアドバイスともいえるが、下ネタにも聞こえる発言には「私がグランプリの子の立場だったら恥ずかしくて立ってられない」といった声も上がっており、違和感を抱いた同性もいたようだ。
バラエティ番組などでのぶっちゃけ発言や大物タレントたちに物怖じしない態度は小島の大きな魅力だが、これ以上、女性層に“やりすぎ”や“あざとい”といった印象を与えては、順調な芸能活動に思わぬ影響を及ぼすことも考えられる。高い男性人気を誇り、裏表のない人柄で業界ウケも抜群といわれる彼女だが、今後さらに活躍の幅を広げるには同性ファンを取り込む必要があるのかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
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