また、かつて週刊誌に報道された「愛人疑惑」も尾を引いている。AKB48グループの運営会社「AKS」の窪田康志社長(当時)から特別の寵愛を受けているとされ、高級タワーマンションの一室を与えられているなどと報じられた。
これ自体は「過去のこと」としてイメージが薄れていたのだが、昨夏に窪田氏が社長を解任された騒動で話題が再燃。窪田氏が独断で篠田のブランド「ricori」に約5億円の融資をしていたとされ、それ以外にも数十億円の不透明な資金があったために親会社のパチンコメーカーが憤慨し、窪田氏は失脚した。
今月中旬にAKSが国税当局から約5億円の申告漏れを指摘された件でも、窪田氏の交際費約4000万円が経費計上されていたことが分かっている。これも「篠田のお小遣いでは」という憶測を呼んだ。
いずれも本人が悪いわけではなさそうだが、あまりにも「カネ」のにおいのする生々しいトラブルばかり。これでは好感度が低下し、タレントとしての支持を失ってしまうのも無理はない。
「篠田はAKBグループの中では珍しい正統派美人でバラエティーの受け答えも上手い。文句のつけようがない逸材だったのですが、いかんせん『オヤジ受けの良さ』が裏目に出てしまった。美人でワガママ女王タイプの篠田は、業界のお偉いさんたちに可愛がられやすいキャラクター。本来なら大きな武器になりますが、そういった人たちはお金の面でグレーなことをしていることも少なくない。ワキが甘いと、いつの間にかトラブルに巻き込まれてしまう」(芸能関係者)
AKB時代から大人気だった篠田の周りには、さまざまな業界の「オヤジ」たちが集まってきていたのだろう。おいしい話を散々持ちかけられただろうが、その結果がこれでは報われない。今後はしっかりとワキをしめてイメージ回復に努めた方がよさそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)