親の七光りはかえって邪魔!? 親子関係を公表しないイマドキの2世タレント


「岡田さんの奥さんは元芸人さんで、娘の芸能界活動に関してはかなり積極的なようです。いわゆる“ステージママ”で、事務所の売り出し方などにも口を挟むタイプと伝えられています。そのため、長らく親子関係を明かさなかったのも、奥さんの考えだったのかもしれませんね。岡田さんの娘であることを伏せながら活動をし、少し注目を浴びたころに公表して、さらに知名度をアップさせようという戦略だったのかも…。

 その一方、今でも娘について語りたがらない岡田さんは、『親の七光りと思われたらかわいそうだ』という思いが強いのでしょう。すでに結実さんは昨年出演したバラエティで父親のことを『家ではネクラ』とネタにしていましたがね(笑)。いずれにしろ、結実さんの人気がさらに高まれば共演することになるでしょうし、岡田さんも密かにそれを楽しみにしていると思いますよ。それに、そもそもジャンルが異なるため、親の七光りといっても、かえってそれが邪魔になる可能性もありそうです」(芸能ライター)

 “スベリ芸人”とも呼ばれる岡田とすれば、そんな自分のイメージが娘についてしまっては困るという思いがあったのかもしれない。華丸もまた、アイドル活動をしている娘に、芸人である自分のネガティブな部分が影響してしまうことを心配しているようにも思える。または、“パパイメージ”が広がることで、自分の芸の幅が狭まってしまうとの危惧もあるのかもしれない。

 それとは逆に、子どもの芸能活動をデビュー時から公にして、積極的に応援している親もいる。その代表格といえるタレントの野々村真(51)は、娘の香音(かのん/14)が本格的に芸能活動をスタートさせた際のデビューシングル『花粉デビルをやっつけろ!』のプロモーションビデオに出演。当時はバラエティ番組にも頻繁に親子で顔を出し、野々村が“ダメ親”を演じて娘のしっかりしている面をアピールするなど、全力で猛プッシュする姿を披露した。その甲斐もあってか、香音はNHKの大河ドラマ『花燃ゆ』で、ヒロインの井上真央(28)の少女時代役に抜擢されるなど子役として活躍中だ。

「当然ながら、2世タレントというのは親と比較されるものです。もちろん、親のファンが2世を応援することは多いですが、本人にしてみればプレッシャーにもなるでしょう。ただ、ジャンルが違えば、そのプレッシャーも少ないと思いますし、親の影響力でどうにかなるというものでもありません。そのため、公表するかしないかはあまり関係ないと思います」(芸能関係者)

 2世であることを伏せてデビューしようが、ひとつのウリにしようが、それだけで売れ続けることができるほど、芸能界は甘くないのだろう。ただ、活躍の幅が広がれば、2世であることは大きく取り沙汰される。そこで生じた影響をプラスにするかマイナスにしてしまうかは、彼ら次第といえそうだ。
(文=aiba)

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