20日放送のテレビ朝日系スペシャルドラマ『所轄魂』に出演した女優の黒川芽以。彼女にとって久々のテレビドラマ出演となったが、それがファン心理を刺激したのか、「もっとテレビに出てほしい」との声が上がっている。
1987年生まれで現在28歳の黒川。芸能界でのキャリアは長く、幼少のころから子役として活動。ただ、テレビドラマにおいてはゲスト出演が中心で、これまでの彼女の出演作をパッと思い出せる人はあまりいないのかもしれない。そんな中で彼女の代表作といえるのが、2002年から2010年まで放送されていたドラマ『ケータイ刑事 銭形シリーズ』(TBS系)だ。
このドラマは黒川のほかにも、別のシリーズにおいて宮崎あおい(29)や堀北真希(26)、夏帆(24)など、現在、大ブレイクを果たした女優陣が主演を務めてきた。黒川は、このシリーズの3作目にあたる『ケータイ刑事 銭形泪』の主演を担当。オープニングテーマに使用された楽曲『泪の海(namida no umi)』で歌手デビューも果たした。2006年に映画化された際にも銭形姉妹として、堀北&夏帆とともにメーンキャストを務めており、彼女のキャリアにおいて非常に大きい作品といえる。
だが、人気シリーズとはいえ、BS放送(地上波では時期遅れで深夜に放送)であり、コアなファンは生まれたものの、黒川の名前をお茶の間に広めたかといは言い難い。やはり、黒川は映画に比重を置いている女優といえる。特に2010年以降は1年に複数の作品に起用されており、映画界での存在感は増す一方。昨年は8本の映画に出演し、既に今年も『きみはいい子』と『かぐらめ』が公開され、秋以降も『忍者狩り』と『愛を語れば変態ですか』が控えている状況だ。