トコショー流! 思わずジャケ買い!! エロ過ぎるAVパッケージの世界・第216回
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2年前、19歳でAVデビューした阿部乃みく(あべの・みく)チャン。現在21歳だが、相変わらず黒髪ショートが似合う美少女である。パっと見は儚げな雰囲気ではあるものの、その中身はまさに豪の者。デビュー半年ほどで100本以上のAVに出演し、現在も次から次へと新作がリリースされ続けているのだ。
レズ物、ザーメン物、中出し物とどんなジャンルにも果敢に挑戦しているオールマイティーさと、誰からも愛される人柄があってこそこれだけ多くの作品に出演できているのだろう。
今回紹介させていただくのは、そんなみくチャン主演の『ザーメンソムリエ専門学校 阿部乃みく』だ。
現役のAV女優の中で、彼女ほどザーメンをごっくんしている者は他にいないのではなかろうか。過去の数々の作品の中で豪快な飲みっぷりを披露しているみくチャンだが、本作ではどんな姿を見せてくれるのか楽しみである。
女子校生制服姿のみくチャンが専門学校の教室に入っていく所から物語がスタート。今日からこの専門学校で学ぶというみくチャンなのだが、学ぶ教科は「ザーメンソムリエ」というもの。もう初っ端からワケワカメ状態だが、たくさんのザーメンを飲んで立派なザーメンソムリエになるのが夢だと真顔で語るみくチャンなのである。
教室での座学で一通りザーメンの事を勉強すると、さっそく実践が始まる。まずは1人目の汁男優のチンコを手コキしてザーメンをオタマに発射させる。すぐさまそれを舌先で味わい、口内へと注いでいくみくチャン。
みくチャンは、苦いだの生臭いだの舌先が痺れるだのとザーメンの味を正直に表現していく。そして「ゴックン!」と大きな音を立ててそれを飲み干すのであった。
さらに2人目はオナホールで、3人目はフェラチオでそれぞれザーメンを発射させ、じっくりと時間をかけてテイスティングしながら飲み込んでいく。
過去には100発以上のザーメンを飲むという作品にも出演しているみくチャンなので、今さらザーメンを飲むことに抵抗はないだろう。しかし、本作では偽ることなく苦いだの臭いだのと表現しつつ飲み干していくので、見ているこちらとしては新鮮な感覚だ。
いろいろとブっとんでる設定の本作だが、なかでもキているのは中盤の「ききザーメン」の模様だ。教室の真ん中に敷かれたマットの上でオナニーを披露するみくチャン。自らピュッピュピュッピュと潮をふきだしながらのガチンコオナニーだ。
そんなオナニーをオカズにしながら、汁男優3名がそれぞれ手にしたグラスに己のザーメンを発射する。この時、みくチャンは目隠ししたままオナニーしているので、どの男優がどのグラスに射精したのかは全くわからない状態。
みくチャン、そして3人の男優たちのオナニーが終わって、いよいよテイスティングを開始。3つのグラスの中から一つを選び、中のザーメンを味わっていくみくチャン。発射から既に5分以上は経過しているので、酸化が始まって黄ばんできているザーメンなのだが、臆すことなく匂いや味や舌触りを確かめるみくチャン。
そして、周囲に並んだ3人の汁男優たちのチンコの匂いや残り汁の味を鼻と舌先で確認していく。そう、グラスの中のザーメンは誰が発射したものなのかを当てるという目的なのだ。
何度も口内でザーメンを転がし、匂いを嗅ぎ、喉越しを確かめるみくチャンの姿はまさにソムリエといった感じ。バカみたいな企画だが、演じているみくチャンはの表情は真剣そのものである。こうして見事に3つのグラスの中のザーメンの持ち主を言い当てたみくチャンなのであった。
ラストの卒業試験と称したゴックンプレイも壮絶であった。試験官役の男優とセックスしている最中に、周囲に待機していた9人の汁男優たちが順番に彼女へ群がって行く。そしてフェラチオからの口内発射となるのだが、出されたザーメンはすぐに飲むのではなく透明のボウルに吐き出して溜めていくのである。
こうして長い時間をかけて9人分のザーメンが透明のボウルに集められる。最初のザーメン発射から20分以上は時間が経っているので、匂いも相当キツそうだ。
その量も半端ではなく、生玉子3個分くらいは余裕でありそう。そのボウル内のザーメンを指で掬い取って口に入れたり、口内にたっぷり注いでからブクブクと泡だててからそれをまたボウルに戻したりと物凄い光景が延々と続くのである。
その後ようやく9人分のザーメンをグビグビと飲み込んでいくみくチャン。苦くて臭くて不味そうな大量の液体を躊躇することなく飲み干したその姿は、まさに想像を絶していた。
シメは試験官役の男優のザーメンを口内に発射され、それをすぐさまゴックンすることに。その際、みくチャンは「やっぱり新鮮なザーメンが一番!」と語るのだが、それが彼女の本心であることに疑いの余地はないだろう。
本作『ザーメンソムリエ専門学校 阿部乃みく』でのザーメンごっくん回数は20回ほどなので、みくチャンにしてみればそう難しい内容ではなかったハズだ。しかし、最後のごっくん以外はどれもこれも発射からかなり時間が経ってからのごっくんだったので、かなりハードであっただろう。こんな作品が成立したのは阿部乃みくという類い稀なる女優の存在があってこそと言えそうだ。
デビュー3年目の今年も、既に100本以上の作品に出演しているみくチャン。これから先もみくチャンにしか演じられないであろう作品がリリースされ続けることだろう。
次はどんな作品でこちらの度肝を抜いてくれるのか実に楽しみだ。
(文=所沢ショーイチ)