Perfumeが「iPhone6s」新CM出演の快挙! 悲願の全米進出成功の起爆剤になるか


Perfumeの人気は日本を越えて広がっており、2012年には初の海外ツアーをアジア各国(台湾・香港・韓国・シンガポール)で開催。2014年には全米デビューを果たすと同時に、ロサンゼルスやニューヨークなどをめぐるワールドツアーを敢行した。

 これまで日本人アーティストのアメリカ進出はことごとく失敗に終わってきた。X Japan、DREAMS COME TRUE、宇多田ヒカル(32)、松田聖子(53)ら名だたるアーティストが挑みながら、すべて悲惨な結果になっていた。X Japanは米国に拠点を構えてスタジオまで買い、下準備に約2年もかけたのに現地の小さな番組に呼ばれただけだったというのだから、その難しさが分かろうというもの。日本人アーティストにとって鬼門といえる惨状だ。

 だが、Perfumeに関しては2012年に有力誌「TIME」が「ワールドミュージック:アメリカで次のスターダムにのし上がるだろう海外アーティスト10組」という特集の中に彼女たちを選出するなど、現地メディアの期待が高い。今のところ、現地でリリースされた楽曲はそれほど大きな売り上げを収めているわけではないが、これをきっかけにブレイクする可能性もありそうだ。

「Perfumeが現地で高く評価されている理由は『日本らしさ』を失っていない点。過去に全米進出を目指した日本人アーティストの大半は、欧米風のスタイルで売り出そうとしていた。これではモノマネにしかならず、本物が掃いて捨てるほどいる米国市場では埋もれてしまいます。しかし、Perfumeの近未来的な世界観は日本独自といってよく、これは欧米人が思い描く日本のイメージそのものですからクールなジャパンカルチャーとして認識されやすい。独自のスタンスを今後もアメリカで貫いていくことが重要でしょう」(芸能関係者)

 日本のポップカルチャーは欧米でも非常に人気が高い。無理にアメリカ文化に迎合しようとせず、Perfumeが日本で培ってきた魅力をアピールしていけば今回の千載一遇のチャンスを生かすこともできそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

 

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