熟女ばかりなのに“もてはやされる”ソープランド! 人気の理由は伝説のあのワザ


 部屋に案内されて、筆者は言った。「あの~、ボク、ソープランド、初めてなんです…」と。もちろん、ウソであるが、このように言えとA氏に指示されたのだ。すると、ミユキさんは「あら、そうなの? プライベートでは経験あるのかしら?」と優しい笑顔で聞いてきた。もちろん「ある…」と答えれば、「それならよかった。初めての相手が、こんなオバチャンじゃね~。申し訳なくてお相手できないもの(笑)。ならば、遠慮なく、お客様のソープ童貞をいただいちゃうわね」とのお言葉であった。

 「ソープランドはねぇ…こういうことをしちゃうんだから」と、ソープランドの作法を教えてあげるとばかりに、まずは即尺をしてきたミユキさん。ベテランらしくソツのない舐め方とでもいうか、心地良いけど、ここでは発射させないという感じのフェラだ。ちなみに、この『C』は総額で大3枚小6枚という中級店。この時点ではA氏が「ベテランじゃないとダメ」という理由は、まだ分からない。

 店での年齢は40歳となっているミユキさんだが、おそらく実年齢は…。グラマラスといえば聞こえはいいが、やはり加齢とピルによる熟女ソープ嬢特有の体型であった。しかし、ふくよかさゆえに、カラダを密着させてのボディ洗いはなかなかのものである。とくに、Dカップのバストの感触は四十路とは思えないほど最高だ。といっても、オーソドックスの域を超えていないし、絶賛するほどでもないというのが正直な感想だ。

 「今度は私のアソコを知ってね…」とミユキさん。“アソコを知る”ということは、ソープランド特有のサービスか? そう思っていると、彼女は筆者の手を引っ張り、指をアソコの中に突っ込んでクチュクチュし始めた。『壷洗い』である。そういえば、ここ最近のソープランドでは行う泡姫が少ないかも…。そんなことを思いつつ、バスタブでは潜望鏡という、お決まりの流れを受けつつ、マットプレイになった。

 うつ伏せになると、豊かな胸が背中に密着するのがよく分かった。そして、筆者の背中を滑るように…。ん? これまでに感じたことのない感触…というより動きだ。というのも、筆者がソープランドをはじめとする風俗店で、これまでに味わったマットプレイは女性の動きは上下するだけであった。しかし、ミユキさんの場合、無限大マークというか、8の字を描くような感じでバストを滑らせてくるのだ。これは、単なる上下運動よりも背中のいろいろな箇所を責められて気持ちイイ!

 思わずハァハァ悶えていると、「今、こんなマットプレイする若い子いないのよ。だって、腕力使うもの。おかげで私の二の腕、たくましくなっちゃったけど(笑)。でも、これがソープランドの“正調”マットなの」と少し自慢げに笑うミユキさん。つまり、不安定なマットの上では自分の体を支えなくてはならず、かなりの体力が必要となる。ここ十数年、小学生の体力低下が問題視されているが、その体力のない子が泡姫になったとしたら、やはり、ミユキさんが言うところの正調のマットプレイは難しいのだろう。…と、ここでA氏が「ベテランじゃないとダメ」という理由がなんとなく分かった。そして、確信したのがベッドプレイでのことだ。

 「私さぁ、古いタイプだから、ごめんね、キスはしないの」とミユキさんが切り出した。そういえば、昔のソープ嬢は「身体を売っても心は売らない」という意思の表われとして、客とキスをしなかったという話を聞いたことがある。「でもね、キスよりもスゴイことはしてあげられるんだから」と不敵な笑みを浮かべた彼女は、筆者に仰向けに寝るよう促した。

 ミユキさんが、いわゆるヤンキー座りをしたが、開いた股には筆者の肉棒が吸い込まれている。つまり、騎乗位状態であるが、彼女は腰を振らなかった。腰を“回した”のだ。どういうことかといえば、筆者の肉棒を支点に、時計回りに360度回ったのだ。そう、これこそが昔のソープランドでは定番だったものの、現在はほとんど行われていない『花時計』というテクニックだ。地域によっては、『万華鏡』『大車輪』『風見鶏ファック』と呼ばれているというが、現在のソープランドから消えた理由は、ミユキさんいわく「だって、これ、体力使うもん。お客様に負担をかけないために、腰を“浮かし気味”で回るのは脚力が必要なんだから!」とのこと。

 そう、これこそがA氏がいうところの「ベテランじゃないとダメ」というテクニックで、今の若い泡姫には、なかなかできないものなのである。ちなみに、ミユキさんは『花時計』のために毎日スクワットを200回ほどこなしているそうだ。それもこれも、「ソープランドには素晴らしいテクニックがあるのよ」ということを残したいからだという。

 『C』が熟女ばかりなのに、とくにベテランのユーザーから“もてはやされる”ソープランドであることには、ちゃんとワケがあった。伝説の技とそれを継承しようという嬢の心意気に胸が熱くなる筆者であった。
(文=子門仁)

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