先日、所用で千葉県成田市を訪れた。空港の近くであったのだが、普通のラーメン屋さんに外国語表記のメニューがあったり国際色が豊かだった。外国人の客も多く、ほとんどが航空会社の関係者だそうだ。味噌ラーメンをすすっていたブロンド美人は、欧州のエアラインのCAだろうか…。
そんな妄想を抱きつつ、成田の街を後にしようと車を走らせていると、空港の周辺にラブホテルが多いことに気付いた。調べてみると、もちろんアレ目的のカップルの利用がほとんどのようであるが、最近では外国人観光客が“あえて”宿泊するのだという。それは、外国人の目にはラブホテル独特の内装が「ファンタスティック!」に映るようで、それでいて宿泊料金が安いことも喜ばれる要因だとか。
そして、そのラブホテルの周辺に多いものが、電柱に貼られた風俗店のチラシだ。そのほとんどが未許可店なのだろう。『OL専門』や『人妻派遣』といった刺激的な言葉と共に携帯電話の番号が印刷されている。
ちなみに、このテのチラシでいつも気になるのは、かなり高い位置に貼られていること。アレって、どうやって貼っているのだろう? そんな疑問を抱きつつ、“成田ならでは”と気になったのが『CA専門デリヘル』と書かれたチラシだった。
CA…言うまでもなくキャビンアテンダントだろう。その彼女たちが働いているというのか?
「その通りでございます」と、電話の向こうの女性の声は淀みなく答えた。なんでもその店は、CAが成田での休憩時間や休日を利用してアルバイトをしているデリヘルだそうだ。電話の声の主の女性はオーナーで、彼女自身も元CAであり、その関係で現役CAが集まってくるのだという。
利用料金は、「あくまでもCAであって、デリヘル嬢ではないので…」という理由で、90分で20,000円だという。う~ん…安くはない。しかし、それでホンモノのCAと遊べるとしたら安くないか? と、ここで問われると思うのが、ユーザーの“風俗脳”である。
たとえば、このシチュエーションをマユツバモノとしてスルーするのか? 逆にあえて信じてみるか? まぁ、筆者の風俗に対する思い入れのようでもあるが、後者を選んだのは言うまでもない。