さらにマナさんに、
「このドロボウ猫!」
と罵声を浴びせる。するとマナさんもすかさず、
「この人(=筆者)はアンタなんかよりもアタシの方が好きなんだから!」
と対応。そう、これぞまさに絵に描いたような“修羅場”というやつだ。
もちろん、この展開は分かっていた。このお店は『乱入3P専門店』だからだ。それでも、“どのように乱入するか”は店に任せていたので、“ここでかよ!”という驚きがある。
それに加えて、今回女性側が考えていたシチュエーションが、「寝取られた彼氏を奪い返す」だったので、“うわぁ~、バレちゃったよ…”的な気まずさが伴った。ということで、思わず「いや、その…」と、しどろもどろ状態に陥った次第だ。
「だったら、どっちのフェラが気持ちイイか、彼に決めてもらいましょうよ!」
マナさんの提案によって、もう一人の女性であるユイさんが「のぞむところよ!」と応戦。
その後は、W全身リップからの交互フェラ、そして、二人の唇と両手をフルに使った『必殺・六所責め』など、これぞ酒池肉林という世界に突入したが…もちろん気持ちイイ!
しかし、浮気が見つかってしまったという後ろめたさのようなものが…。快感と罪悪感が絶妙に絡み合う中で、フェラ&顔面騎乗の餌食になる筆者であった。
この、何ともいえない気まずさこそ、浮気現場を抑えられた時の率直な気持ちなのだろう。『乱入3P』が、それを教えてくれたのであった。こんな昼ドラのような修羅場は、現実には絶対に体験したくはないが…。
(文=子門仁)