“喋ると損する残念な美人”池田裕子、『さんま御殿』で独特すぎる存在感を発揮


 その後池田は、かつてテレビで「自分はモテない」と言っていたら、ファンが「(池田は)イジっても大丈夫」と思いこんでしまったようで、失礼なことを言われることがあるというエピソードを披露。ファンの中には「俺はルックス重視じゃないから」と励ましてくる人もいるとのことだが、池田とすれば、決して嬉しい言葉ではなかったようで、「(私は)一応ルックスで売ってるんですけどね!」と声を荒げてアピールしていた。思わず飛び出た池田のホンネにスタジオは大きな笑いに包まれ、このひと言は「踊るヒット賞」にも選ばれることとなった。

 個性的なキャラクターとトークで番組を盛り上げた池田だが、実は本人がアピールした通り、過去に写真週刊誌「FLASH」(講談社)が主催するミス・コンテストでグランプリを受賞したことも。スレンダーな体型ながらFカップといわれる豊満なバストを持ち、グラドルとして多くの男性ファンを虜にした。

 また、かつて有吉弘行(41)が司会を務めていたアイドル番組『アイドル☆リーグ!』(日本テレビ系)の1期生としても活躍。ゲテモノを食べたり、何の抵抗もなく一発ギャグを披露したりするなど、アイドルらしからぬカラダを張ったところを見せ、有吉からも「自慢の生徒です」と絶賛を受けていた。ちなみに、今回の『さんま御殿』は有吉も見ていたようで、番組終了後には自身のTwitterに「池田、おめでとう」とのコメントを投稿している。有吉とすれば池田がメジャーバラエティで何度も笑いを生んでいたことが嬉しかったのだろう。

「『アイドル☆リーグ!』に出演していたころから、池田さんのバラエティ能力の高さは一部で評判を集めていました。ただ、下ネタに臆するどころか、自らゲスな発言を連発する彼女は“喋ると損する残念な美人”といわれることも。しかし、残念な美人と言われてしまうのも、それだけ彼女がファンから親しまれている証といえます。バラドルにありがちな作りこまれたキャラクターではなく、素の部分が前面に出てしまうタイプですから、ファンも変なあざとさを感じずに素直に共感できるのかもしれませんね」(芸能ライター)

 今回の『さんま御殿』でも周囲を巻き込むようなトークを展開していた池田。その積極的な姿勢には共演者たちもしばしば戸惑いの表情を浮かべていたが、最終的にはきっちりと笑いを生んでいた。それも池田のキャラクターが、どこか憎めない愛嬌を持っているからだろう。視聴者からは独特な喋り口調に戸惑いの声も上がっているが、それをうまくイジることのできる芸人とめぐりあうことができれば、バラエティでのさらなる活躍も期待できそうだが…。
(文=aiba)

men's Pick Up