さらに中村は、大ヒットコミックの実写化で賛否を巻き起こした学園ドラマ『地獄先生ぬ~べ~』(日本テレビ系)で、赤ブチメガネをかけた地味な印象の女子高生役に起用されている。終始影の薄い役どころだったため、中村の存在に気づかなかった人もいたかもしれないが、ドラマの終盤で妖怪によって鬼に変身させられてしまうシーンで鬼気迫る表情を見せた女子高生と聞けば、思い出す人も多いことだろう。
「色白の美人で、どこか儚い印象のある中村さんは、ミステリアスな雰囲気を持つ美少女に起用されることが多いようです。しかしホラードラマが極端に似合ったり、幸が薄そうな魅力ばかりが際立っているというワケでもなく、今回の『まれ』では爽快な一面を持つキャラを演じています。そんな彼女には一部の視聴者からも『見ているだけで元気になる』といった声が上がっており、“癒し的”な魅力も兼ね備えているようですね。まだデビューして間もないですが、さまざまな役を器用にこなしていますので、振り幅の広い女優としての活躍に期待が寄せられています」(芸能ライター)
日本人の父親と台湾人の母親を持ち、目力のある彼女には、まさに“アジアンビューティー”という言葉が似合うが、ミステリアスな部分が隠し味的な要素として独特な存在感につながっているのかもしれない。
現在『まれ』は再び舞台を能登に戻したことで、出番のなくなってしまった中村だが、早くも一部の視聴者からは再登場を願う声も上がっている。今後の出演に関してはまだわからないが、またひとり朝ドラから注目の若手女優が生まれたことは間違いないといえそうだ。
(文=aiba)