お店に電話すると、予約が一杯で最低でも2時間は待つとの返答。ちなみに、電話した時間は平日の夜で、とても繁盛しているように思えなかったのだが…。しかも、コチラが2人であることを告げると、韓国人のママ(オーナーか?)は「ヒトリシカタメ(一人しかダメ)」と、つれない返事である。忙しいよりも単に女の子がいないのではと勘ぐってしまいたくなる。と同時に、いろいろな意味で興味が湧いた筆者は友人とは別の店を選択。そこも90分待ち、しかも指名はできないとのことで、人材不足が垣間見える…。
約束の時間にやってきた女のコはギュリと名乗った。ホームページのコリアンデリヘル特有のプロフィール写真とは明らかに違う顔だったが、それでも薄っすらと面影があるのは、以前ブームだったころのようなハードな写真加工をしていないからだろう。
彼女はおもむろに筆者のズボンを下ろすと、いきなりしゃぶり始める…。いわゆる即尺に“え? マジか?”と筆者は驚いた。というのも、コリアンデリヘルがまだ全盛期だった6年ほど前、フェラや全身リップはおざなりで、適当に手コキで勃たせてから、“コリアンデリ特有のフィニッシュさえできればいいんでしょ?”とばかりに、スグに股を開く女性が多かったからである。
しかし今回、乳首舐めを中心とした全身リップは気持ちよかったし、どのようなフィニッシュであったかは想像に任せるとして、とても満足できた時間であった。
時間が余ったので少し話を聞いてみると、やはり「店に女の子は4人だけよ」とのことだった。また、日本で稼げなくなった女の子は台湾とかグアムに行ったとのだという。
3年ほど前から徐々に客足が減っていき、大打撃を受けたのは今春、韓国で猛威を振るった『MERSコロナウイルス騒動』で、彼女たちは関係ないのに怖がるお客さんもいたそうだ。そして、「そんな今だからこそ、シッカリやらないと…」と、ギュリさんが在籍するお店はサービス内容を見直したという。
たしかに、風前の灯であることは間違いないコリアンデリヘル。だけど、サバイバルを賭けた分、サービスは濃厚になっていて、もしかしたら今、コリアンデリヘルは穴場風俗といえるのかもしれない。
(文=子門仁)