※イメージ画像:『東京最後の異界 鶯谷』著:本橋信宏/宝島社
先日、山陰地方に住む友人が“東京風俗を遊びつくす”ために7年ぶりに上京した。風俗猛者である彼に行きたいところを尋ねると、「鶯谷のコリアンデリヘル!」と即答。なんでも、7年前に遊んでいい思いをしたことと、現在、彼が住んでいる地域にはコリアンデリヘルがないからだという。
「俺にとっては、コリアンデリヘルは東京でしか味わえないものなんだよ!」
と友人は力説したが、思わず「う~ん」と困って唸ってしまった筆者。それは、まずこの7年間で状況が変わってしまったからだ。
たしかに、友人がいい思いをしたという7年前、鶯谷は『コリアンデリヘルの聖地』と言われるほど、そのテの店で溢れていた。それは、風俗情報誌の広告の大半がコリアンデリヘルであることも珍しくないほどだった。
しかし、現在は店が激減していることは確実で、駅周辺にある無料案内所の中にも、コリアンデリヘルを扱っていないところすらある。
「需要がないんだもの。それに店の数も全盛期の1、2割程度なんじゃないの? しかも、在籍人数は少なくて、中には2、3人しか女の子がいない店もあるみたい」(某風俗案内所スタッフ)
えッ、そこまでひどい状態に? とりあえず、状況を知るためにも、友人が気になるお店に電話をすることにした。