その直後には芸人たちが笑い抜きで音楽に取り組んだ「早朝のフジ本気ロックフェスティバル」が放送され、渡辺直美(27)が爆乳を揺らしながら椎名林檎(36)の『罪と罰』を熱唱。胸元がざっくりと開いた刺激的なドレスでセクシーに歌い上げ、圧巻の歌唱力とダイナマイトボディを披露した。もちろん最終的には芸人らしいオチも用意されており、歌っている最中の過剰なほどの色っぽい表情は渡辺ならではのギャグといえるが、豊満なおっぱいが上下左右に揺れ動く過激な仕草でステージを盛り上げていた。
また、エロハプニングとして多くの視聴者が注目したのは、『とんねるずのみなさんのおかげでした』の人気コーナー「男気じゃんけん」に女性タレントたちが初参加した企画で、千秋(43)が罰ゲームの“ケツバット”を食らうシーン。ピンクのワンピース姿でお尻を突き出してバナナマンの日村勇紀(43)に思い切りバットで叩かれる姿に「エロすぎる」との声が寄せられている。
本気ならではのちょっとセクシーなハプニングもあった『27時間テレビ』だったが、視聴率的にはここ10年でワースト2位と振るわず。これまでの『27時間テレビ』では大抵フィナーレで最高視聴率をマークすることが多かったが、裏番組の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)がイモトアヤコ(29)の「登山部マッキンリーSP」を放送した影響からか、有終の美を飾ることはできなかった。ちなみに19時58分から21時54分まで放送された『イッテQ!』の平均視聴率は17.1%で、『27時間テレビ』のグランドフィナーレとなった21時台は15.1%だった。
イモトの登山部企画といえば、これまで20%以上をたびたび記録しており、それを考えれば『27時間テレビ』が大健闘したともいえるのかもしれない。しかし、それではあまりにもフジテレビの“本気”が報われない気もするが…。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)