当初こそ、番組アシスタントである真麻がデート相手ということでテンションの上がらなかった田中。しかし、しゃぶしゃぶ食べ放題のレストランで、お互い独り身のため普段の食事は寂しいといった共通の話題で盛り上がると少しずつ親密に。1時間ほどの食事でかなり距離を縮めると、真麻が田中の食べ残したライスを「これ、もらっちゃおうかな～」とさり気なく手にするシーンなども見せ、かなり良い雰囲気を醸し出していた。
さらにふたりはベッドの上でくつろぐことができるカフェに行くと、真麻が田中の肩に頭を乗せるなど、体も密着させる。自然なボディタッチも増えて、まるでふたりは本物のカップルのようだった。しかし、積極的ともいえる真麻の態度に気を良くした田中は徐々に暴走気味に。デートの締めくくりとして選んだ温泉施設で再び巨乳をイジり始めるのだった。
横浜にある温泉施設「万葉倶楽部」に着くや、「一緒に全裸で入ろうよ～」と懇願する田中。宿泊もできるという施設で真麻が浴衣に着替えて再登場すると、「さらに巨乳強調だね～」と鼻の下を伸ばし、カップルで入れる個室の風呂へ。すると田中はいきなり服を脱ぎだして、「真麻のすべても見せてもらえる？」と発言。さすがに田中も下着はつけていたが、目のやり場に困った真麻はうつむいてしまう。そんな真麻に向かって田中は「巨乳が浮いちゃうのを見たい」「やっぱり全裸が見たい」とセクハラ発言を繰り返した。
田中の発言に苦笑いを浮かべる真麻だが、その表情はまたしてもどこか嬉しそうなもの。恋愛経験が少なく、バラエティ番組などでも異性とどう接していいのかわからないと話すことの多い真麻にとって、下ネタとはいえこれだけ積極的に絡んでくれる男性はありがたいのかもしれない。VTRを見ていた有吉も「いいカップル」と指摘し、ふたりの関係が発展することを願っているようだった。有吉は「巨根と巨乳…」とも呟いていたため、単に面白がっていただけかもしれないが…。ちなみに田中は芸人界で屈指の大きさを誇るイチモツの持ち主として有名だ。
いずれにしろ、今回のデート企画で真麻の巨乳をイジった田中は、ギャグらしいギャグを言わなかった眞鍋のときと違って芸人としての仕事を全うしたといえる。そして、そんな田中に真麻は戸惑いながらも心を開いていたようにも見えた。いくら仕事とはいえ、これだけ芸人からイジられ、それを受け入れている彼女は、もはや普通の男性では満足できないような“カラダ”になっているのかも…。
（文＝峯尾／http://mineoneo.exblog.jp/）
著書『松本人志は夏目漱石である！』（宝島社新書）
