これまでのドラマでは、主に「可愛い」と言われることの多かった倉科だが、新ドラマにおいては女刑事らしく、シルエットの整ったスーツ姿と前髪の真ん中部分がさり気なく「パッツン」になっている特徴的なヘアスタイルを決めており、“カッコよくてデキる女”を演じている。これまで抱かれていたイメージとのギャップと、10代や20代前半のころとはまた違った大人の女性らしさが、新ドラマでの好評につながっているのかもしれない。
そして彼女の醸し出す大人の色気の要因はルックスの変化だけではないという。
「もともと倉科さんはグラビア畑の出身ということで、ルックスのよさや胸の大きさが注目されることも多かった。しかし、ここのところファンの間からは『大人っぽくなった』との声がよく聞かれます。やはり竹野内豊さん(44)との交際報道が影響しているのでしょう。“恋をするとキレイになる”とはよく言いますが、倉科さんの場合もそれがエッセンスとして、本来もっている可愛さとは別に、これまでにはなかった大人の女性としての色気につながっている気がします」(芸能ライター)
また、倉科自身を取り巻く環境の変化も大人っぽい魅力を発揮している理由のひとつではないかという。
「最近では、倉科さんの妹であるグラドルの橘希さん(24)が話題のドラマ『デスノート』(日本テレビ系)に出演していることなどで注目を集めています。芸能界きっての美人姉妹との評判ですが、橘はいかにも可愛らしいルックスで人気ですから、姉の倉科さんとすれば差別化をはかりたい気持ちもあるでしょう。そういう意味でいえば、新ドラマでの可愛らしさを抑えたクールなキャラは、倉科さんにとってもぜひ挑戦したい役柄だったと思いますね」(前同)
プライベートの充実や妹の台頭という好循環が、重厚なキャスト陣の中でも映える倉科の大人の魅力につながっているのかもしれない。いずれにしろ、さまざまな役に積極的な姿勢を示す倉科には、さらに“大人の女性の色気”を放つ女優に進化してもらいたいものだ。
(文=aiba)