【今だから話せる時効風俗】 開運風俗!? パワースポットプレイの罠


 筆者は店から指定されたいくつかのパワースポットといわれている場所の中から、K市にあったK神宮をチョイス。

 まずは境内を散策している風を装い、腕を組んで嬢と歩くのだが、胸を筆者のひじに押し当ててくる。物陰に隠れてキスしたり、服の上からのボディタッチで盛り上がりつつも参拝する筆者と嬢。ちなみに、この参拝の時に筆者が祈ったのは…、

 
「この嬢と“あわよくばなコト”がありますように!」

 
 であった。…今にして思えば、なんて不謹慎なのだろう。…まぁ、だからこそ時効風俗の話なのだけど。さらに不謹慎の上塗りは続く。ガマンできなくなった我々は車に戻り、フラットにした後部シートで×××。

 ちなみに、その車は、当時まだ許されていた(もしも許されていなかったら、これも時効ってことで御容赦いただきたい)運転席や助手席に濃い色のフィルムが貼られていて、フロントガラスには日除けが立てられていたので、外からは我々が何をしているのかは分からない構造になっていた。

 そんな安心感もあってか嬢のサービスも濃厚で、ちょっと度が過ぎてしまった。あまりに車が揺れたのか、立てかけていたフロントガラスの日除けがパタリと倒れ、目の前に景色が広がることに…。そこには大きな鳥居が鎮座していて、そのフォルムは、女性が股を開いて仁王立ちしているように見え、プレイとは違った興奮を覚えてしまった。

 そういえば、嬢に聞いたところによれば、このコースには恐い話があったのだそうだ。それは、自分の好きではない嬢が『開運コース』で指名された時に、タイミングを見計らって警察に通報する者がいたという。もちろん、警官が駆けつけた時に、性的サービスが行われていたら…。そうやって嫌いな嬢を追い出すのだろうか。なお、その後、筆者に良いことがあったワケでもなく、バチがあたらなかっただけでも良かったかも…と思った次第であった。

 もちろん、本来、やってはいけないことであり、今だからこそ話すことができる。それが“時効風俗”の世界である。
(文=子門仁)

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