「オマエ、風俗で働きだしたのか?」
千葉県M市在住の35歳の主婦Aさんは、ある晩の夜の営みの最中に同い歳の夫に、そう言われました。
Aさん夫婦には幼稚園の年長クラスの息子が一人いて、その出産後は夫が仕事で帰宅時間が遅いことや住宅事情などで、ここ最近はご無沙汰だったとか。新婚時代は一緒にお風呂に入ったりとラブラブでしたが、今は声を押し殺してパパッと済ます“行為”が三カ月に一度、あるかないかという状況だそうです。しかし、この日は息子が“お泊り保育”で、久々に一緒にお風呂に入って…という、『ご無沙汰夫婦あるある』なベタなパターンでした。
さて、なぜAさんは夫に風俗勤めを疑われたのでしょうか?
それは、ママ友との女子会でのこと。夜の生活の悩みをぶっちゃけトークしていた時、「風俗のテクニックを取り入れると刺激的でいいのよ!」とママ友のKさんが言いました。
実はKさんは、夫に内緒で人妻風俗店でバイトしているそうで、その場で“ちょっとしたテクニック”を教えてもらったそうです。それは、『壷洗い』や『泡踊り』。さらには簡単な言葉責めや、両乳首と股間を同時に責める『三点責め』などでした。そう、Aさんは風俗で働いてはいなかったのです。
その聞いた話を思い出しながら、実行してみたAさん。そして、夫はいつもと違うセックスに感じつつも驚き、「オマエ、風俗で働きだしたのか?」となったわけです。
それまで、いつもとは違うセックスに喜んでいた夫に、自分もオンナとしての喜びを感じつつあったAさんは、あることに気付き、彼女も冷静に言ったのです。
「これが風俗のテクニックだって知ってるってことは、アンタも風俗に行ってるでしょ?」
…時には、こんな感じでバレることもある、ということです。結局、女性のほうが“何枚も上手”ということのようです。
(文=子門仁)