――今所有しているハードは何ですか。
「Vita、3DS、PS4の3つですね。今は3DSばっかやっていますけど」
――3DSは『モンハン(モンスターハンター)』ですか?
「『モンハン』はやり過ぎて少し落ち着きました。今はアニメの『七つの大罪』が大好きなので、ゲーム版もやっています」
――ゲームアプリはやらないんですか。
「基本的にやらないです。絶対に課金しちゃうので(笑)」
――堅実ですね~。ちなみに女優仲間とゲームをやることはあるんですか。
「全然あります。よく湊莉久ちゃん、吉川いとちゃんと『モンハン』をやってます」
――豪華共演ですね~! それにしても全てがインドアな趣味ですよね。
「基本、家に籠っているのが好きなんですよ。休みの日は家から出ないですからね。だいたい買い物も日用品はAmazonとか」
――ちなみにお母さんもゲームはやるんですか。
「基本的にやらないですけど、『ツムツム』ばかりやっています。よく『スコアが上がらないんだけどどうすればいいの?』って相談をされるんですよ。『課金すればいいじゃん』って言ったら、『それは嫌なんだよ』と(笑)」
――親子揃って課金には厳しいんですね。今まで付き合った彼氏で、趣味の話が合う人はいましたか。
「いないですね。やっぱり年上の方じゃないと話は合わないです。むしろ、この仕事を始めて趣味の話をすることが多くなりました。Twitterでファンの方と歴史やゲームについてやりとりをしたり、撮影でスタッフさんと休憩中に話したり」
――女優さんで歴史の話が合う人はいないんですか。
「今のところいないです。アニメ好きな方は多いんですけどね」
――ちなみにアニメで最初にハマった作品は何ですか。
「確か『ワンピース』です。あと『ポケモン』や『おジャ魔女どれみ』も好きでした」
――けっこう定番が好きだったんですね。今のクールで好きなアニメはありますか。
「たまたま見てハマったんですけど、『俺物語』は面白いですね」
――実写で映画化になりますよね。
「え!? 知らなかったです。それは見たいな。私、『化物語』が好きで、タイトルをパクってるじゃんと思って見たら意外に夢があって良い話だなと」
――現存する生身の男性はどんな人がタイプなんですか。
「生身ですか(笑)。優しい人です。あと子供っぽくなくて落ち着いている人。私がけっこうわがままだったりするので」
――どんな時に自分がわがままだと感じるんですか。
「例えばデートで映画を観に行くってなった時に、私は『寄生獣』が観たいのに、相手が違う映画に行きたいって言ったら、『もう行かない』ってなるんです。そこで駄々をこねるんじゃなくて、本当に気持ち的に行きたくなくなるんです。そもそも観たくない映画を見ると寝ちゃうんですよ。かと言って一人で映画館に行けなくて」
――今観たい上映中の映画は何ですか。
「『ラブライブ!The School Idol Movie』ですね。そう言えば昨日もラブライブの『スクフェス』(ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル)をやっていたんですよ」
――やっぱりゲームアプリもやるんですね(笑)。
「で、どうしても……あ、コアな話になっちゃいそうです」
――とりあえず聞きましょうか。
「μ’s(ミューズ)って9人のメンバーがいるんですけど、その中でもユニットがあって、そのうちの一人のエリチ(絢瀬絵里)が好きなんですよ。そのエリチが出るガチャがあって、それが欲しいんですけど、あと3000円課金しなきゃいけないんです。昨日は、それを買うか悩んで、とりあえず我慢したんです。でも今日も悩んでいて……。ファンの方から頂いたiTunesカードがあるんですけど、ガチャに使いたくないんですよ。やっぱり音楽とかに使いたいんですよね」
――ファンの方も乙葉さんが使いたいものに使ってもらえれば本望じゃないですか。
「そうなんですかね。でも自分で買います!」
――結局、課金するんじゃないですか(笑)。カッコ良い男性キャラじゃなくて、女性キャラも好きなんですね。
「男性でも女性でも、髪の毛が金髪で、目が赤い人が好きです」
――具体的なキャラクター名を挙げると?
「『化物語』だと忍野忍、『薄桜鬼』だと風間千景ですね。だいたい、そういうキャラクターって吸血鬼だったりするんですよね。だから吸血鬼に親近感が湧いちゃうんですよ」
――吸血鬼に親近感ってどういうところにですか。
「私も昼間、起きられないんですよ」
――そこですか(笑)。それは生活サイクルの問題ですよ! ファンからゲームやアニメのグッズを貰うことも多いと思いますが、自分で買うこともあるんですか。
「あります。カードケースとかストラップとか実用的なものばっか買っちゃいます。ストラップはゲーム機にいっぱい付けていますね」
――ゲームやアニメのフェスには行かないんですか。
「行かないですね。吸血鬼なんで(笑)。本当に人ゴミが苦手で、酸欠になっちゃうんですよ」
――じゃあ大人数物のAV撮影は大変じゃないですか。
「言っても20対20ぐらいじゃないですか(笑)。100人単位になってくると酸欠になるかもですね。100人に追いかけられるAVとかあるじゃないですか。あれはパニックになるかもしれないです」
――すっかり話は脱線しましたが…AVの話に戻ったところで、『おじさん食堂』で料理以外に印象的だったシーンはどこですか。
「料理の時間が長かった分、セックスは密着系なんです。だから、いっぱいキスしてますね」
――前戯はもちろん、挿入後も頻繁にキスしていましたからね。
「私自身、離れちゃうよりくっついてきてくれる人が好きなんです。あと、おじさんは料理の盛り付けも下手でしたけど、女の子の扱いに関しても不器用そうなところが可愛かったです」
――女性慣れした男は苦手なんですか。
「そうですね。チャラチャラした人って、いろいろ不安ですよね。この人に関わって大丈夫かなって(笑)」
――先ほど結婚願望がないって仰ってましたけど、憧れや羨ましいなって気持ちはないんですか。
「けっこう周りの友達は結婚しているんですけど、いろいろ大変そうですよね。姪っ子がいて、たまに接するのは楽しいんですけど、毎日だと大変だなと。まだ私には躾とかできそうもないし」
――結婚すると自分の時間も減りますしね。
「結婚しても一緒にアニメを観たり、ゲームをやったりして盛り上がってくれる人がいいですね。二人きりで『モンハン』を通信でやりたいです。あ、最後までゲームの話になっちゃいましたね(笑)」
(文=猪口貴裕/写真=辰巳ちえ)