同じ金額を使うのであれば、「好みのタイプのキャストが相手をしてくれるキャバクラ」と「好みではない風俗嬢が相手のデリヘル」のどちらにする? ある意味、男にとって究極の選択になるかもしれない。つまり、前者はエッチなことはできない。後者はエッチなことができるということがポイントになってくる。
たしかに、キャバクで自分好みのキャストと楽しく呑んでも、ただ見ているだけという、あの“モヤモヤ”は、いかんともしがたいものがある。そして、デリヘルで自分の好みではない嬢とスッキリしても“モヤモヤ”が胸に残る…。やはりこのような経験をした男性が多いからなのか、最近、キャバクラと風俗の良いところを一度に楽しめる『キャバヘル』なるものが話題になっているという。
なんでも、在籍嬢の中には現役キャバ嬢がアルバイトとして勤務しているとか。う~む、気になる、ということで呼んでみた。
「こんばんはぁ~」とやって来た香奈嬢(仮名)は、キャバドレスに身を包み、髪の毛も巻いてゴージャスにセットしていた。メイクもキラキラしていて、キャバ嬢そのものだ。ただし、荷物が多く、キャリーケースを引いていたが。
「ご用意しますからね…」と、ドレスの裾を手で上げてバスタブにお湯を張り、テーブルの上にアイスペールやグラスを並べる香奈嬢。
「ウイスキーの水割りでよろしいですか?」と手際よくドリンクを作り、「カンパ~イ!」とプレイがスタート。水割りを飲み干し、続いてはワインという流れになった。
と、ここまでは完全にキャバクラ出張版という体である。しかし、フとした瞬間に、彼女が筆者の瞳をジッと見つめて、唇を近づけてきた。キスである。キャバならば絶対にあり得ないことである。