AKB48の峯岸みなみ(22)が剛力の「プロペラダンス」をマネした際、一部では「バカにしている」という見方もあったが、剛力は本人と対面した時に「マネしていだだけるのであれば嬉しい」と歓迎。そういった性格の良さも、評価が高まる要因になっている。
だが、ネット上の評判がよくなっても肝心の仕事は凋落傾向にある。前クールに主演した連続ドラマ『天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-』(テレビ朝日系)は全話平均視聴率6.1%と惨敗。歌手活動は初期こそ話題になったもののリリースを重ねるごとに売上が低下しており、一時期は業界トップクラスだったCM契約数も減少の一途をたどっている。
まるで評判の高まりと反比例しているかのようだ。
「剛力さんの人気を支えていたのは実はアンチなんです。ゴリ押しを嫌がるアンチが叩けば叩くほど話題になり、それが業界的な注目度の高さにつながっていた。正直なところ剛力さんは正統派の美少女ではありませんし、特筆するほど演技や歌が上手いわけではない。彼女を押し上げていたのは『話題性』に尽きるのですが、人柄的な評価が上がってアンチが減少したことで注目度が下がってしまっている。特に広告業界にとって話題性の低下はマイナスですから、CM契約数に如実にあらわれているのでしょう」(広告代理店関係者)
2013年には14社のスポンサーと契約し、ニホンモニターが発表している「タレントCM起用社数ランキング」の女性部門で4位になっていた剛力。きゃりーぱみゅぱみゅ(22)と同率の順位であり、広告人気の高さは折り紙つきだった。ところが、昨年の同ランキングでは突如として圏外になってしまい、広告的な注目度の低下が著しいことを実感させる。
真面目で性格がいいのに、それが災いして話題性が低下してしまうというジレンマ。これをどう打開していくのかが今後の大きな課題になりそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)