タレントのベッキー(31)がメーンMCを務める『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系)の3時間スペシャルが25日に放送された。
通常の生活ではありえないシチュエーションを設定し、人々がどのような行動をとるのかを観察する同番組。2012年の放送開始当初は深夜枠だったが、2013年秋からゴールデンタイムに昇格し、幅広い層の視聴者に親しまれている。中でも子どもを対象にした「もしも○○が話しかけたら?」は人気コーナー。突然ぬいぐるみやペットが喋り出した際の子どもたちのピュアなリアクションは、多くの視聴者に笑いと感動を届けている。
そんなドッキリ番組の名物キャラとして人気を集めているのが、ベッキー扮する“木部さん”。この木部さんとはショートヘアのカツラをかぶり長い前髪が特徴的なベッキーのこと。終始うつむき加減で暗い雰囲気を漂わせており、弾けた笑顔が印象的な普段の明るいベッキーとは真逆のキャラ設定となっている。そんな木部さんがさまざまなシチュエーションに登場して一般の人々を驚かすのだが、一部の男性ファンから思わぬ反応が寄せられているようだ。
これまで木部さんは、お化け屋敷の幽霊になったり旅館の仲居に扮したりして、多くの人々にイタズラを仕かけてきた。しかし3時間特番となった今回の放送では、『モニタリング』の平均視聴率が全国で1番高いという広島県に行き、一般の人々に感謝を伝えることに。
木部さんスタイルで広島に降り立ったベッキーは手当たり次第に街の人に声をかけ、「ありがとう」「見てくれて嬉しい」と感謝を告げる。知名度の低いタレントであれば、「あんた誰?」という顔をされることもあるだろうが、高視聴率を記録しているだけあって広島の人々はすぐに木部さんとベッキーを結び付けて歓声を上げていた。もちろん都合のいいシーンだけを放送しているとも考えられるが、木部さんはかなり浸透しているようだ。
その後、木部さんはセーラー服を着て女子高に潜入。突然姿を現して生徒たちを驚かせるつもりだったが、周囲から「木部さん。木部さん」の声が漏れ始めてアッサリとバレてしまう。結局、木部さんらしく暗い表情のまま深いお辞儀をして逃げるようにその場を後にするのだった。