2012年にファッション誌「JJ」(光文社)のモデルとして芸能界デビューを飾ったダレノガレ明美(24)。ローラ(25)をはじめとするハーフタレントブーム(ダレノガレは日本人とブラジル人のハーフである父親とイタリア人の母親を持つクォーター)という追い風もあって、瞬く間にテレビ露出を増やした彼女は、いまでは売れっ子タレントのひとりとしてバラエティの第一線で活躍している。
奔放な発言で人気の彼女は、21日深夜に放送された『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』(フジテレビ系)でも、そのキャラクターを随所に発揮。「女子の性欲」がトークテーマになると、率先して「1カ月くらい(Hを)してないと(セクシーな)夢を見る」「満月の日ってムラムラする」などと発言してスタジオをわかせた。
そんな彼女が注目を集めるきっかけとなったのは、2012年秋に出演した生放送の情報バラエティ『サンデー・ジャポン』(TBS系)だった。この番組で彼女は、実の父親に虐待を受けていたことを涙ながらに告白。殴られたり、お風呂の水に沈められたりされたことで1年間しゃべることができなくなったという壮絶な過去はネットニュースなどでも報じられ、瞬く間に“ダレノガレ”の名前は世間に広まることとなった。
自身のトラウマともいえるような過去を明かしたことで吹っ切れたのか、ダレノガレはその後も刺激的な発言を連発。彼氏ができたことをブログで発表したかと思えば、そのひと月後に出演した情報番組『PON!』(日本テレビ系)で「失恋しちゃった」とアッサリと報告し、さらにはトークバラエティ『ナカイの窓』(同)で「相手がチャラかった」と破局の理由を語って世間を賑わせた。
プライベートなことでも臆することなく発言するダレノガレは、バラエティでもたびたび自由すぎる発言で物議を醸すことも。たとえば国民的アイドルグループである嵐の番組に出た際には、メンバーの私服をチェックするというコーナーで、「一緒に歩きたくない」「上半身が残念」などと辛口のコメントを繰り返して視聴者から反感を招いた。特に嵐ファンからは非難が殺到し、ダレノガレのTwitterは一時期“炎上状態”にまで発展。ダレノガレが謝罪しても騒動はなかなか収まらず、ジャニーズファンからはいまだに敵視されている状態だ。
「これまでのダレノガレさんの発言はさまざまな波紋を呼んでいますが、それは同時に知名度アップという効果ももたらしました。戦略的なものかはわかりませんが、初めに自身の暗い過去を明かしたことがポイントではないでしょうか。虐待の過去を告白したことで後々の刺激的な発言も、視聴者には“強がっている”ように映り、それが共感や応援したい気持ちを芽生えさせているように思います。アンチもいますが、15日に発売されたスタイルブック『I’ll give you my all』(宝島社)はAmazonランキングで1位を獲得するなどの人気ですからね。彼女を支持するファンも多いです」(芸能ライター)