「あれ? この春に入社した新入社員、いないじゃん…えっ? もう辞めたの? …やっぱり、そうか…」
6月って、会社ではこのような会話が多々あるようですね。各メディアでもこの季節になると『入社3カ月で辞める新入社員』的なタイトルで特集されたりもするほどです。
採用した会社にとっては堪ったものではありませんが、“3カ月”というのが、新入社員にとって、入社した会社の“査定期間”になるようです。なんでも、3カ月以内での退社ならば、以降の履歴書に記さなくていいとか。
ちなみに、ここ最近、短期間で辞める新入社員は『自意識高い系』が多いとか。つまり、「私はもっと能力があるのに、この会社は大した仕事を与えてくれない」的な考えの人です。まぁ、新入社員に早々と大きなプロジェクトを任せるはずもなく、逆にそんなことをする会社のほうが恐いって、なんて思わないわけではありませんが、それはさておき風俗業界においても似たようなことが起こっているようです。
「“査定期間”が3カ月ならば、まだマシですよ。この業界、3日で辞めることが珍しくないですから…」
そう嘆くのは、ある風俗店経営者だ。つまり、入店した嬢が定着しないとのこと。たしかに最近、“おっ! いい新人ちゃん!”と思い、次に指名したら店から「辞めました…」と言われることが少なくない。
なお、店を庇護するわけではないが、この風俗店の勤務条件が悪いということはない。6:4で嬢の方が取り分が多いので、むしろ条件は良いほうである。それなのに、なぜ、彼女たちは短期間で辞めるのだろうか。