その後も片岡は、女性に声をかける勇気がない男は常に連絡先を記したメモを持ち歩き、気になった女性を見かけたらとりあえず渡すという「ティッシュくば理論」を大野に教える。失敗しても、どうせ一生会わないと思えば気軽にナンパできるといったテクニックだ。そして手当たり次第にメモを配りまくった大野にはさっそく色白のギャルから連絡があり、3度目のベッドイン。かなり巨乳のギャルはまたも手ブラで「もう1回挟まれたい?」と大野を誘惑するのだった。
憧れの女性との恋に迷い自暴自棄になった結果、LOVE理論を使って遊びまくった大野。しかしそんな大野を見た片岡は、「本当に好きな人を愛するためにLOVE理論はある」と言い、再びふたりの恋を応援する。ヤケになって女性とセックスをしたところで心は癒されないと伝えたかったようだ。その際の片岡はこれまで以上の弾けっぷりで、ダンスをしながら新たなLOVE理論を展開。彼氏のいる女性を落とす方法を大野に伝え、清野との恋を再びスタートさせた。
しかし、「相手に好きな人がいたって構わないじゃないか!」「諦める必要はない!」と大野に向かって声高に叫ぶ片岡に違和感を覚えた視聴者もいたよう。ネット上には「片岡愛之助、ぜんぜん説得力ないわ~」「恋愛を語る資格があるとは思えない」などといったコメントがチラホラ。現在、片岡は藤原紀香(43)との熱愛が報じられ、元カノの熊切あさ美(35)を巻き込んだ騒動に発展しているため、“恋愛マスター”というキャラ設定に説得力が欠けてしまったようだ。
放送開始当初は、大ブレイクのきっかけとなった連続ドラマ『半沢直樹』(TBS系)で演じたオネエ口調の国税局員をさらにオーバーにした強烈な役柄だとして注目を集めた片岡。しかし騒動後はそのキャラも失笑を買うことになってしまった。LOVE理論の中に「上手に別れる方法」という項目があればよかったのだろうが…。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)