この日、マツコと有吉は「ゲップとオナラ、どちらがマナー違反か」についてのトークを展開。その中でマツコが「ゲップなら自由に出せる」と自信あり気に言うと、有吉も「実はオレも」と同調し、ゲップを披露するという流れに。そんなやり取りをするふたりに向かって夏目は、「それをやるメリットって何なんですか?」と素朴な質問をぶつけるも、マツコから「お前はメリットだけで生きてるのか!」と一喝され、その流れを止めることはできず。結局、マツコと有吉が特技(?)だというゲップをすることとなった。
放送では音楽が被されて2人のゲップ音は流れなかったが、真横で実演を見届けた夏目は「すごい…」とポツリ。しかし、ふたりのゲップがあまりにも強烈だったのか、その後咳き込んだ彼女は涙目になって嫌悪感をあらわにし、「ホント、気分が悪いです」とまさに怒り心頭といった表情を浮かべるのだった。そんな夏目を見てもマツコと有吉は、ただ笑っていただけだったが、そうした関係性こそが番組の見どころといえる。
その夏目の戸惑うように眉をひそめた表情は男性ファンを魅了したようで、番組の実況スレッドなどには「涙目の夏目ちゃん可愛い」「怒った顔もエロい…」「何しても色っぽい」などのコメントが上がっている。素直なリアクションを見せてエロいと評価されたようだ。
ここ数年テレビ界ではフリーアナの飽和状態が叫ばれているが、その中にあって順調かつ堅実な活動を見せている夏目。その要因のひとつには、どんなシーンでも男性ファンを虜にするエロさがあるのかもしれない。マツコと有吉には、これからもどんどん夏目をイジって、さまざまなタイプのエロい表情を引き出してほしいところだ。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)