女優の小雪(38)が19日、都内で行われた出演映画『杉原千畝 スギハラチウネ』(チェリン・グラック監督、12月5日公開)の製作報告会見に出席。今年3月に夫の松山ケンイチ(30)との間の第3子妊娠を発表してから初の公の場になった。
同作は、第二次世界大戦中に多くのユダヤ難民の命を救ったことで「日本のシンドラー」と呼ばれた外交官・杉原千畝の半生を映画化。杉原との間に生まれた3人の子どもを育て上げた妻・幸子を演じる小雪は、現在の自分に照らし合わせて「3人の子を育てた、たくましさと日本の女性の柔らかさを兼ね備えている人と感じながら演じました」とコメント。さらに子育てについて「強くならざるを得ないですよね。女優としても女性としてもいろんな経験をさせていただいて、自分にとってプラスになっていると思います」と母としての心境を吐露した。
続けて小雪は「親になって初めて人間にさせていただいているなと感じます。自分ひとりで生きてきたような錯覚に陥ることがありますが、親がいて、周りがいて、いろんなことを体験して、みんなの力を借りて生きてこられたんだなと感じています」などと語った。
ところが、この「親になって初めて人間にさせていただいている」という言葉がクローズアップされ、ネット上で「子どもを産んでいない女は人間じゃないのか?」などと批判が殺到して大炎上する事態に。
具体的には以下のような非難の声がネット上で飛び交っている状況だ。
「親じゃないと人間じゃないの? 人間じゃないなら、何なの?」
「セクハラ親父の『女は子どもを産んで一人前』と同じ思考感覚」
「悪意がなくても言葉選びが悪すぎる」
「不妊で悩んでいる人を刺激するような発言」
小雪としては「子育てを通じて人間的に成長できた」ということを言いたかっただけなのだろうが、配慮の足りない言葉によって要らぬ批判を招いてしまったようだ。