有名温泉地に別荘を使った裏風俗があった!

onsen2.jpg別荘地。この道の両端に別荘が建ち並ぶ

 
 中に通されると、4部屋ほどあるのだろうか。一室から悩ましい声が聞こえてくる。筆者は奥の部屋に通される。そこで待っていたのは三十代のややポチャの女性だった。でも、顔は悪くはなかった。

 驚いたのは、“混浴タイム”があるということだった。「お客様、通りま~す」と、箱ヘルのような声を掛けながら廊下を歩いて風呂場へ。そこには、かけ流しの温泉が! そして、その浴槽の中で潜望鏡どころか股間の潜水艦が彼女の洞窟探検をしたり、部屋に戻っても“やるべきこと”をやったが…。

 聞けば、この山荘は本来、貸し別荘物件だという。この別荘地が売り出されたのは約40年前。当時の金持ちたちが買ったそうだが、時が過ぎ、買い主が亡くなったりで子供たちが相続を放棄することが増えているとか。

 

onsen3.jpgこんな看板がイッパイです…

 
 理由としてはメンテナンスが大変だから。温泉を引いているので、成分の影響で家電は壊れやすいわ、常に使っていないと温泉を配給する管が腐り、交換するのに莫大な費用がかかるなど。

 それが分かっているので、売りに出しても売れず。そこで、貸し別荘にするオーナーもいて、そこをかつて中心地で裏風俗業を営んでいた人が借りて…という流れだそうだ。

 翌日の昼間、友人とその地に行くと、なるほど売家と売り地ばかりである。もしかしたら、日本全国の別荘地でこのような事態になっているのか? そんなことを思わせる裏風俗体験であった。
(文=子門仁)

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