槙田のアカウントは削除され、翌14日の昼過ぎに本人が公式ブログで「ご心配おかけしました」とコメントを発表。「あの書き込みは私が書いたものではなく、事実ではありませんので安心してください」などと綴り、続けて「6年以上芸能活動をしてきましたが、みなさんが想像しているような事実は1度もありませんでした」と枕営業疑惑を否定した。
さらに、PASSPO☆が所属するプラチナムプロダクションが「第三者による不正なツイートである事が判明いたしました」「被害届の提出や法的手続を検討したいと考えております」などと改めて公式サイト上で発表している。
しかし、乗っ取られた決定的証拠があるわけでもないためファンの困惑は収まらず。また、PASSPO☆のアカウント乗っ取り騒動が初めてではないことも動揺に拍車をかけている。
「2013年の11月、メンバーの増井みお(20)が『皆さん急でごめんなさい。私、増井みおはPASSPO☆を卒業することになりました』とTwitterに投稿し、それからすぐにアカウントが削除されたことがあった。この時も事務所側は『何者かに操作されてのツイート』と説明していましたが、所属タレントの公式アカウントが二度も乗っ取られたとすれば大問題。徹底的に調べるべきでしょうが、もし真相究明せずフェイドアウトするようなら疑惑が事実だったと思われても仕方ない。大失態をカバーする厳正な対応が求められます」(アイドルライター)
同じようなケースでは、昨年6月にAKB48の高城亜樹(23)が第三者によってTwitterに身に覚えのない書き込みをされたとする騒動があった。プロ野球選手との合コンをにおわす内容だったが、すぐにツイートは削除。ファンの間では「ダイレクトメールを誤爆したのでは」と憶測が流れたが、高城は乗っ取り被害に遭ったと主張した。
所属事務所のワタナベエンターテインメントが警察に相談し、調査の結果「取引先の社員が高城に無断で当該パスワードを使用して書き込みをした」とファンに報告。だが、警視庁サイバー犯罪対策課などによると「本件で被害届を提出できるのは不正アクセスの被害を受けたTwitter社であり、高城亜樹ではない」との理由で被害届は提出できず、Twitter社も提出を見送ったことで騒動は終了。ファンのモヤモヤが残ったままの幕引きとなった。
「不正アクセス禁止法では、被害者は不正アクセスされたサーバの管理者。ユーザーが被害届を提出することはできず、あくまで『参考人』という立場です。おそらく今回もTwitter社は動かないでしょう。なりすましによる書き込みが名誉棄損や業務妨害などに当たると認められれば、事務所側による被害届の提出は可能になるでしょうが、その線引きは微妙なところです」(IT系ライター)
槙田は合コンどころか、アイドルとして致命的な「枕営業」の疑惑。特に「芸能初めてから何人とエッチしたんだよって」という記述はあまりに痛々しい。グループ全体に疑惑が波及しかねない騒動だが、今回も被害届を提出できずウヤムヤで終わってしまうのだろうか。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)