幻惑の潜入編

【ニッポンの裏風俗】博多:ラブホからクラブへ…リノベが進むちょんの間旅館のある街

 九州を代表する歓楽街といえば、誰もが知る“中洲”である。その中洲の西側、那珂川にかかる春吉橋を渡ったところに広がるのが春吉のラブホ街である。中洲で飲み、そのまま女のコを連れ込むにはまことに便利な場所に違いない。 
 

0430hakata_4576.jpg春吉橋の東詰めから屋台の並ぶ南新地を望む。この奥左手がソープ街。橋の反対側がラブホ街だ

 その街は、以前から「ラブホ」と呼ぶにはオシャレなブティックホテルに建て替わるところが増えてはいたが、7年ぶりに訪れてみると、街の様子はさらに変わっていた。限りなくひっそりとしていて欲しいラブホ街にコンビニができ、その前にはオフィスやレストラン、クラブの入る複合ビルが出現していたのだ。

 街の景色が変わり、行き交う人々の種類も変われば当然、古くからその町にあった文化にも少なからず影響を与えることになる。 
 

0430hakata_4577.jpg撮影時は人影は少なかったが、このあと、イベントが終了したのか、一気に人が溢れ出てきた

 数年前、この街に来たとき、ポン引きオバちゃんに案内されたのがその旅館だった。ブランニューな複合ビルやブティックホテルとは比べ物にならない古びた旅館に連れて行かれ、二階の部屋で待っていると、廊下に現れたのはふたりの女のコだった。そのどちらかを選んで遊べるという。

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