そう言いながら、けっこう可愛いタイプの女の子は筆者の服を脱がせはじめた。当たり前なのだが、風俗なのでプレイ前にシャワーを浴びる。そして、シャワーが終わり、車へ。再び当たり前なのだが、シャワー終わりなので全裸にバスタオルを1枚巻いただけの姿だが…そのまま車の中へ!
ものすごい違和感である。
聞けば、ほかの部屋でもこの姿だという。このカーセックスプレイもそうだけど、部屋の中のベンチにバスタオル1枚の裸で座っているなんて…めちゃくちゃシュールだ。
分かったのは、助手席の嬢から運転席の客への手コキはまだしも、乳首舐めやフェラはけっこう無理な体勢を強いられるのである。中央のギアとか邪魔だが、それを突破しないと俺のギアをしゃぶってもらえないワケで。
それでも、なんとかフェラでフィニッシュを迎えた筆者であったが、聞けば、客が助手席に座り、嬢をプロレス技のツームストン・パイルドライバーのように抱えて『着席式縦シックスナイン』でフィニッシュを迎えるツワモノもいるというではないか! とにかく窮屈であり、まぁ、その分、密着感だけはバツグンだったということだけが救いか。
ちなみに、もうひとつ、筆者の思い出に残っている自動車系のプレイは大阪のホテヘル式の某M性感店でのこと。ホテヘルなので受付からホテルまでの移動があるわけだが、その店はワゴン車に乗せられた。そして、ホテルまでの道のりを嬢がボディタッチをしたり、手コキをしてくるのだ。窓にはカーテンがあるし、脱いでいるのは下半身だけなので外からは見えないだろうが、あのドキドキ感といったら! ほどよい前戯代わりになってプレイで燃えて、燃え尽きてしまったのは言うまでもない。
いずれにしても、プレイを通じてカーセックスというのは「やってみたい」という気持ちと、実際の苦労の差が激しいということが分かった。くれぐれも、“安全運転”を願いたいものである。
(文=子門仁)