伝説の御当地サービス・NK流は、まだ死に絶えていなかった!?

0423nishikawa_fla.jpg※イメージ画像:Thinkstockより

「やっぱり寂しくなってるなぁ~」

 ある夜、ある場所で誰に言うのでもなく、独り言としてつぶやいた。その場所は埼玉県川口市の西川口だ。

 そう、ほんの10年前までは夜な夜なネオンの光が妖しく街を照らしていた地域である。目的は西川口の地名から取った『NK流』という御当地サービス。いわゆる本○行為だ。かつては百軒以上ものNK流店が並んでいたものだが…今は真っ暗である。

 そもそも西川口の名が全国的に知れ渡るようになったのは2000年頃のこと。もともとは近所の公営ギャンブル場帰りの客を見込んだ程度の小さな風俗街だった。しかし、隣の東京都北区赤羽の風俗店が摘発によって流れ込んできたことで大規模化していった。『サロン』として営業していた店はもちろんのこと、普通のファッションヘルス(未許可)でもNK流サービスが蔓延るようになる。

 ちなみに、当時、部屋に本物の自動車を持ち込んでカーセックスプレイができた有名イメクラがあったのだが、そこだけは頑なにNK流ではなかったが…。

 閑話休題。NK流の店が隆盛を誇ったのは2002年位だろうか。2004年になると横浜の黄金町のちょんの間が一斉摘発に遭い、崩壊。そこで働いていた嬢たちが京浜東北線を使っての大移動で西川口に雪崩れ込んできたが…。時を同じくして、西川口も2004年11月に駅周辺の歓楽街が「風俗環境浄化重点推進地区」に指定される。2006年5月から多数の違法風俗店が摘発され、2006年秋には大方の違法風俗店が閉鎖に追い込まれた…というのが、この街の夜の歴史だ。以降、表向きに営業しているのは西川口一丁目10番の区画のソープランドのみである。そう、表向きは…。

 
「お遊びをお探しですか?(ニヤリ)」

 
 暗闇の街でそう聞かれてドキッとした筆者。そう、ここで話は冒頭に戻るが、先日、夜の西川口を歩いていて、中年男性に声をかけられた。

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