「多くの視聴者の中には、これまで吉瀬さんが『ハガネの女』(テレビ朝日系)や『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)などのドラマで演じた“クールな大人の女性”といったイメージがあるのでしょう。知的で何事にも動じない強い女性という印象がありながら、今回の放送ではかなりおどおどしたところを見せており、そのギャップに驚きつつも好感を抱いたのだと思います。
2013年5月から産休に入り、その年の7月に女児を出産した吉瀬さんは、ここのところイベントなどで育児について語るなど、ママ女優としても認知されつつあります。そうした印象から『40歳の可愛らしいママ』という見方をされているのかもしれませんね。また、主演ドラマ『ハガネ』のseason2では原作者と制作サイドのトラブルがありましたが、その矢先に産休というカタチでしばらく表舞台から遠ざかったことも功を奏しているように思います。
吉瀬さんに落ち度があるわけではありませんが、主演女優となれば何かと矢面に立たされます。その結果ヘタなイメージがついてしまえば、バラエティに出演してもネガティブな意見が寄せられることになりかねませんからね。今回のネット上での評判を見る限り、吉瀬さんに悪いイメージを持っている人は少ないように思います」(テレビ関係者)
番組では、「さんまさんに見られると話せない」と言い、トーク番組でありながら「もう(話を)振らないで」と発言した吉瀬。そんな番組に参加することを拒むような態度ですら「可愛らしい」と評判になるほどに、彼女の好感度が高いということなのかもしれない。
その後吉瀬は、かつて『さんまのまんま』(フジテレビ系)に出演した際にお土産として持っていった玄米用の炊飯器が、さんまに気に入ってもらえなかったというエピソードを披露。そしてさんまから「玄米好きじゃないし。玄米食べるやつの気持ちもわからん」と厳しい声を向けられると、「そんなに? 私ちょっと泣きそうかも…」と言って涙をにじませた。女優の涙の信憑性はさておき、そんな少女のように黒い瞳をキラキラと輝かせる彼女には、さんまならずとも多くの視聴者が胸をときめかせたことだろう。
15日にスタートする『Dr.倫太郎』で主演の堺雅人(41)の幼馴染役を演じる吉瀬。今回の放送で純粋なところを存分に披露した彼女が、新ドラマでどんな表情を見せてくれるのか楽しみだ。
(文=kamei)