セクシーな谷間が魅力的なこの女性の名前は相川葵。数々のバラエティ番組で活躍した経歴を持つ女催眠術師だ。昨年の夏に放送された『武井荘しらべ誰もやらなきゃオレがやる!!』(MXテレビ)では、ボリューム満点の胸を披露しながら、番組のスタッフなどを見事に催眠術にかけ、MCの武井壮をはじめ多くの視聴者を驚かせた。
タレントとしての顔も持つ彼女は、女優として舞台に立ち、雑誌のグラビアページにも登場する。メディアへ積極的な姿勢を示す一方で、「イメージングリラクゼーション恵比寿ヒプノ」のヒプノセラピスト(催眠療法士)として活動し、日々訪れる人々の心を癒している。そんな相川に恋愛における催眠術の活用法について聞いてみた。
――催眠術って聞くとなんだか怪しい印象もありますが…。
「テレビなんかで紹介されている催眠術のイメージには、けっこう極端なものがありますからね。そうした印象から『怪しい』と思う人も多いのではないでしょうか。しかし、催眠療法というのは、元々心理学とか精神医学を応用したもので、欧米ではけっこう一般的なものなんですよ。主に精神的な病気を治すもので、アメリカには催眠療法の博士号が存在するほどですから」
――催眠療法と催眠術の違いは?
「私は初めにアメリカで催眠療法を学びました。ヒプノセラピーというのですが、アメリカでは外科とか内科と同じようにポピュラーな医療法です。ちょっとした町医者みたいな感じで、一般の人も『眠れない』とか『頭痛がする』とかいった理由で利用していますね。ストレスを感じたら、まずセラピーを受けるようです。その催眠療法を深化させたのが催眠術となります。それこそテレビなんかで突然“犬”になったり、辛い物が食べられるようになったりっていうのをみたことあると思いますが、まあ、あれが催眠術のひとつかな」
――あれって本当にかかっちゃうものなんですか?
「そうですね。かかっていると思いますよ。パッとやってパッとできるかっていうと、それは難しいですけど…。大体100人くらいいれば2~3人はかなり極端な催眠術にもかかるので、テレビではそうした人を集めているのでしょう。そもそも表に出るような仕事をしているタレントさんは、かなり自己暗示をかけるタイプが多いですからね。かかりやすい人種なのだと思いますよ」
――普通の人はやっぱり難しい?
「はっきりいって人によりますね。催眠術となれば、なかなか簡単にはいかない。催眠療法も、まったく受けつけない人もいますし…」
――そういうひとがセラピーに来たらどうするんです?
「もともとセラピーに来るような人って、やっぱりかかるんですよ。初めは『信じてないけど』とか言っているんですけどね(笑)。心の奥では信じているわけで、だからこそやってくるんでしょう。じっくりと話しをすれば、疑ってかかった分、かえって大きな効果があるように思います」
――人は見かけによらないんですね。
「そうですよ。実際のところ何を考えて何を感じているのかなんて誰にもわからない。だから恋愛とかも見た目で判断してすぐに諦めてしまってはもったいない」