6日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)に女優の吉田羊(よしだ・よう)が出演。年齢以外の話ならば何でも答えると宣言し、過去の苦労話などを披露した。
昨年放送された木村拓哉(42)主演の月9ドラマ『HERO』(フジテレビ系)のレギュラーメンバーに抜擢され、一躍注目を集めた吉田。同年の10月には『オモクリ監督~O-Creator’s TV show~』(同)で初のバラエティ番組の司会を務めるなど、またたく間に売れっ子となった。その後もドラマ・映画に立て続けに起用され、最近では子役の鈴木梨央(10)とともに出演している大塚製薬・ポカリスエットのテレビCMで見せる爽やかで気取らない母親役が話題を呼んでいる。
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの吉田だが、この日の放送では『HERO』に出演するまで借金があったことを告白。事務所の方針として、女優業で食べていく覚悟を持つようにとアルバイトなどは禁止だったという。吉田は、「最低限の生活費は事務所が保証してくれたから」と無邪気な笑顔をこぼしながら話していたが、長年ギリギリの生活を送っていたようだ。
「2001年に第1期が放送された『HERO』は、全ての放送回で視聴率30%超を記録(関東地区)するほどの大ヒット作で、吉田さんはその第2期連続ドラマ版への起用ということになります。それまでは一般的には無名の存在でしたが、学生時代から舞台に立つ吉田さんは演劇界では知る人ぞ知る本格派の女優でした。出演作は自身が主催する舞台が多かったのですが、2009年には三谷幸喜さん(53)の舞台にも出演しています。その後NHKの大河ドラマなどにも出演していますから、彼女を知る人からすれば、『HERO』出演は“大抜擢”というより“ようやく来たか”といった印象を持った人も多かったと思います。