「復帰宣言はアイドル活動に懸ける思いが強いからとの見方もありますが、それよりも実態は切実。加護はモー娘。時代の稼ぎの大半を親の借金返済などに使われ、ほとんど蓄えがない。夫は複数の飲食店を経営しているという触れ込みでしたが、実態は『プロデュース』の名義程度でしかなく家計は火の車だった。離婚しても慰謝料や養育費を支払えるか分からず、加護は芸能活動をしなければ生活費すらままならない」(週刊誌記者)
3月発売の「女性自身」(光文社)では、事件後に奈良の実家に身を寄せていた加護に「マンションに戻れば自分が出ていく」と夫が約束したが、加護が戻っても夫は出ていかず、養育費などの話し合いも上手く進んでいないなどと報じられていた。やはり、加護は離婚を決断したもののお金の問題に頭を悩ませているようだ。
かといって、中学1年の12歳から芸能界入りしていた加護が一般の仕事をするのは難しいだろう。加護自身も引退を示唆した際に「芸能しか知りませんし、再起して芸能をやっていきたい気持ちもあります」と綴っている。
であれば是が非でも芸能界に復帰したいだろうが、今のところ再起は絶望的だという。
「今回の事件は不起訴処分だったため、本来なら離婚すれば復帰も不可能ではなかったでしょう。しかし、問題は容疑そのものではなく、夫が山口組系幹部と共謀していたという点。夫は過去にも『俺のバックには弘道会がいる』などと知人男性を脅し、借金2000万円を踏み倒そうとして逮捕されていますが、今回の事件で暴力団との関係が証明されたことになる。加護が所属する事務所は設立から夫が深く携わっているといわれていますから、暴力団の息が掛かっていると見られても仕方ない。そうなると、コンプライアンス的にテレビ出演や大手スポンサーがついているイベント出演は絶望。かといって加護がグループのメンバーともども他の事務所に移籍するのは難しく、加護一人だとしてもわざわざ危ない物件に手を出す芸能プロはないでしょう」(前同)
夫は数々の「危ないウワサ」がある人物として知られ、結婚当初から先行きを心配する声が多かった。やっと離婚を決断した加護だが、タイミングの遅さが取り返しのつかない事態を生み出してしまったようだ。
「細々と活動していくなら地下アイドルのようなこともできるでしょうが、それでは収入が知れている。芸能人としてそれなりの暮らしをしながら子育てするには不十分。まとまった額が必要となれば、ヘアヌードやAVデビューしか道はないでしょう」(前同)
昨年夏、加護はテレビ復帰の場となった関西の深夜番組で「AVのオファーはありました」と明かしていた。そのときは笑い話になっていたが、この八方ふさがりの状況だと現実味が急激に増してくる。近年はAKB48の元メンバーが相次いでヌード披露やAV出演を果たしているが、ついに「元祖・国民的アイドルグループ」から初のAV転身者が出現することになるのだろうか。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)