「僕は男だ」「俺も男だ…アレ?」 人気出会い系アプリがハッキング被害に

0327sumaho_fla.jpg※イメージ画像:Thinkstockより

 ひと昔前まで、“出会い系”と名のつくものは性的な関係のみを目的とする男女の出会いの場だったが、いまや一般の人たちもそれを出会いのきっかけとして利用する時代。

 なかでも、実名登録のSNSであるFacebookの認証によってログインするタイプの出会い系アプリ(アプリ内で表示する名前は任意)は急激にそのユーザー数を伸ばしており、これまでそういった類のものに手を出さなかった真面目な女性たちも多く利用しはじめている。

 そんな出会い系アプリの中でも世界的に有名な「Tinder(ティンダー)」に、先日、とんでもない騒動が起こった。

 Tinderを知らない人もいると思うので少し説明すると、このアプリには多くの出会い系アプリにあるように、マッチング機能とメール機能がある(その他の細かい機能は割愛)。

 画面に表示される恋愛対象となる性の人々の写真を右へスワイプすると「LIKE(好き)」、左へスワイプすると「NOPE(ダメ)」となり、自分がLIKEした相手に自分もLIKEされるとマッチング成功。マッチングした相手とはアプリ内のメールでやりとりができる。

 さて、先日起きたハッキングはどんなものだったのか。それは、男性Aが女性Aとマッチングしてメールのやりとりをしていたら、女性Aは実は男性Bだった、というものだ。しかし、これは男性Bが女性Aのふりをしていた、という単純な話ではない。男性Bもまた、女性Aとやりとりをしているつもりだったのだ。

 種明かしをすると、カリフォルニア在住のあるプログラマーが、女性Aとマッチングすると、メールのやりとりは女性Aとマッチングした男性同士でなされるようシステムをハッキングしていたのだ。

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