「ダメよ~ダメダメ」のフレーズで日本エレキテル連合が一世を風靡したかと思えば、すでに世の中は8.6秒バズーカーの「ラッスンゴレライ」があふれかえっている。芸能界の流行り廃りはますますサイクルを早め、ブレイクした瞬間、あとは坂道を転げ落ちていくだけといった印象。そんな厳しい世界で一旗揚げようと目論んでいるのが、今回のインタビュー相手の兎味ペロリナ(うさみ・ぺろりな)だ。
声優・司会者・ゲーム実況主・役者・イラストレーターなど、さまざまなジャンルで活動するマルチタレントの兎味。一般的な知名度は高くないものの、一部のファンから熱狂的な支持を受けている存在だという。そんな彼女がテレビタレントへの熱い思いを語ってくれた。
――なかなか印象的な名前ですね。
「よく言われます! 兎は自分の性格を表していて、“味”っていう漢字を使ったのは『味のある存在』になれたらいいな~っていう思いをこめてます」
――ペロリナは?
「ほとんど意味はないんですよ。単純にインパクト重視かな(笑)。もともと別の芸名で活動してたんですけど、やっぱり名前を覚えてもらうには個性的なほうがいいかなって思って変えました」
――女優さんとしてデビューしたんですよね?
「小学生のころに役者になりたくて劇団に所属しました。そのときはけっこういろいろなドラマやCMに出させてもらいましたね。はじめはエキストラばかりで、いわゆる子役みたいな活動をしていました」
――芸歴は長いんだね。
「そのころから考えるとわりと…。いまでは女優業に限らずいろいろやってますけどね。イベントの司会とか声優などの仕事をしてます。ちょっと前までは歌手としても活動していてライブも頻繁に出演してました。どれもやりたいのでブレブレな芸歴です(笑)」
――今後絞るつもりはないの?
「それができなくて…。いろんな人にジャンルを決めたほうがいいって言われるんですけど、本当にいろいろやりたくて。でも最近はイラスト活動を積極的に増やしていこうかなと思ってます。イラストレーターとしての活動も芸能にリンクできたら面白いかなって」