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20年前の3月に発生した地下鉄サリン事件。あの3月20日は、筆者にとって忘れられない日だったのである。
当時渋谷のイメクラで雇われ店長をしていた筆者トコショー。当時は連日終電過ぎまで働き、お店のプレイルームで寝泊まりするという店泊(てんぱく)の連続だった。
そして数カ月ぶりの休みの際、筆者が履歴書を携えて自宅から向かったのは都内の某エロ本編集部。そこで面接を受けその場で採用が決まり、筆者の出版業界人生が始まった日となったのだ。
面接を終え自宅に戻るとテレビのニュースは地下鉄サリンの件でもちきり状態。数カ月ぶりに電車に乗ったその日にこんな事件が起きるとは!
その日もし渋谷の店から編集部に向かっていたらサリン事件にニアミスしていたかもしれなかったのである。それゆえ、筆者にとっては忘れられない日付となっているのであった。
さて、そんな筆者だが、40代後半になってもまだまだ性欲は一向に衰える兆しがない。種族保存の本能に従い、生きている限り全力で交尾していくつもりである。
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いま新宿です
おはようございます。
いま新宿でお茶してるところです。
今日は夕方からの出勤なので、それまでお相手してくれる人いらっしゃいますか?
淡泊な人じゃなくてしっかり愛撫しあえる人だと嬉しいな。
3月1*日10時14分
受付メール数:0/5
♀詩織
24歳
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ご覧の書き込みは筆者愛用の出会える系サイトの一つである【イククル】で見つけたものだ。このサイトのヒミツ掲示板内の「すぐ会いたい」カテゴリーではこんな具合に即アポを求めている女性が掃いて捨てるほどたくさん書き込みを行っているのである。
新宿を拠点としている筆者にとって、「新宿で会いたい」と希望する女性はまさにうってつけなのだ。しかもこの詩織ちゃんなる女性が求めているのはしっかりと愛撫できる男性とのこと。こりゃ、もう筆者が手を挙げないワケにはいかないだろう。
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おはようございます、詩織さん。
都内の会社でデザイナーをしているショーイチ、34歳です。
今日は久しぶりの休みなので一日ずっとヒマしている予定でした。
サイトで詩織さんの書き込みを見て、ぜひお会いしたいと思っちゃいました。
優しい性格しか取り柄の無い私ですが、決して淡泊なほうじゃないので安心してくださいね。
ご検討してもらえたらとっても嬉しいです!
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サクサクサクっとファーストメールを書きあげてポチっと送信。すると10分ほどで返信が届き、アッサリと約束が成立したのである。
平日の午前中であってもこんな具合にアポが簡単に取れてしまう出会える系サイト。筆者のような冴えないオッサンであってもさほど苦労することなく素人の女性とヤれてしまうのだから本当に便利なツールである。
待ち合わせ場所の西武新宿駅前のファストフード入口付近で待っていると、約束の時間通りに詩織チャンがやってきた。
うーん、なかなかめんこいのぉ。
パっと見た感じはコツメカワウソみたいな小動物系。有名人で例えると、2000年代始めにメグカナの愛称で活躍していたプリンセス・メグこと栗原恵を少し地味にしたって感じだ。
つぶらな瞳と色白の肌で純朴そうな雰囲気。正直言って都会、それも新宿の街には不似合いなほど清楚な雰囲気である。
薄汚れた人生を歩いている筆者トコショーとは一生交わることのない道を歩いているようなタイプの詩織チャン。しかし、出会える系サイトならばそんな女性とも簡単に交わることができるのだからたまったもんじゃない!
「こんにちは、詩織チャンだよね?」
「あ、はい。詩織です」
「良かったぁ、あ、俺、【イククル】で約束してたショーイチです」
「よ、よろしくお願いします」
「俺、こんな感じだけど平気かな?」
「え?」
「あ。もし嫌だったらこのままゴメンナサイしてもらっていいからさ」
「え?」
「もしなんだったら俺しばらく目を瞑ってるからダッシュで逃げてもいいんだよ」
「フフフフフ、面白いんですね、ショーイチさんって」
「そ、そうかな? ま、こんな感じだけど大丈夫?」
「はい。ショーイチさんのほうこそ、私で平気ですか?」
「もっちろんだよ!! こんなに可愛いだなんて思ってなかったからさっきからずっと舞い上がっちゃってるよ」
「フフ、そんなことないですぅ」
よし、掴みはこんなもんだろう。筆者にしてみればワンパターンの鉄板ネタだが、相手に不快感を与えない程度に距離を縮めることができたように思える。
こうしてホテル街に向かって歩き始める二人。
「ところで詩織チャンお昼ご飯は大丈夫?」
「え?」
「ほら丁度お昼どきだからさ」
「あ、はい。朝ご飯しっかり食べてきたので平気です」
「そっか、なら軽くコンビニでお茶でも買っていこうか?」
「はぁい」
こんな感じで無難に会話を進め、コンビニに立ち寄ってから無事にラブホテルにチェックイン。
まずは二人掛けのソファに並んで座り、買ってきた飲み物で喉を潤す。この時筆者は五感をフルに働かせて詩織チャンの洋服の中身を想像していた。手をちょっと伸ばせば触れられる距離だが、あえて己を焦らすためにじっと我慢。横目で胸のふくらみを盗み見て、鼻腔を膨らませながら彼女のほんのりと甘い感じの体臭を嗅いでいたのである。
「詩織チャンはどんな風にエッチされるのが好きなのかな?」、若干唐突ではあるがそう問うてみたトコショー。
「うーん、最初は優しく優しくされうのが好きかな」
「え? 最初はってことは、徐々にハードにされるのが好きなの?」
「うーん、ハードっていうかちょっと強引に求められると嬉しいかも」
「ふーん、そうなんだぁ。ちょっとM入ってるのかもね」
「えぇっ、そんなことないですよ」
「いや、それ絶対Mだよ」
「そんな、普通ですって」
顔はとっても純朴そうなのにこちらのエッチな質問に臆することなく答えてくれる詩織チャン。大都会新宿の昼下がり、ラブホテルという個室の中でつい先ほど出会ったばかりの男女がこんな会話をしているなんて、本当にこの日本という国は平和である。
いつもならここで女性をシャワーに促すのだが、この時は少々様子が違った。詩織チャンの身体から漂ってくる甘ったるい体臭にヤられてしまっていたのである。
シャワーを浴びちゃったらこの体臭が消えてしまうかもしれない。どうせならこの体臭をクンカクンカしながらセックスしたい!!
そこで様子見をかねて彼女の肩を抱き、軽いキスを仕掛けてみた。
むちゅ、ねちゅ、ピチュ
いやぁ、驚いたのなんのって。唇が触れた途端に詩織チャンが舌を筆者の口内に差し入れてきたのだ。ウホっ、これならこのまま最後までイけちゃうかも?
こちらも負けじと舌を絡め合いながら、詩織チャンの上着をゆっくりと脱がしていく。そして背中に指を伸ばしてパチンとブラのホックを外す。プリンと型くずれしていないCカップほどのバストが現れた。
キスを続行しながらオッパイを優しく揉み揉みしていると、詩織チャンがもじもじと腰を動かし始めたのである。
このまま愛撫を続けているとパンティーが濡れてしまうかもしれない。きっと詩織チャンもそれを心配していることだろう。そう読んだ筆者は、キスを止めスカートとパンティーを優しく脱がせてあげたのだ。
「や、恥ずかしい」
「そんなことないよ。とっても、とっても綺麗だよ」
「でもシャワーも浴びてないから」
「全然平気だよ。変なことはしないからもっとよく見せて。ね?」
ベッドに移動し、詩織チャンに仰向けになってもらう。そして膝を立ててもらいパカっと股を開かせる。
ぷワぁぁぁぁん!
メスの香りが筆者の顔面を襲ってきた。ほんのり湿ったマンコがヌメヌメと妖しく光り輝いているのだ。
「ね、詩織チャン、少しだけ舐めていいかな?」
「え、でもシャワー前だから臭いよ」
「そんなことないよ。すっごく、すっごくいい匂いだよ」
「で、でも」
「ね、お願い」
「う、うん」
了承をもらったのでこれで安心だ。シャワー前のクンニを頑なに拒む女性は少なくないので、一応紳士的に聞いたつもりのトコショーなのであった。
ぺちゅ、ちゅにゅ、ジュルるるルルルル
うーん、発情期のメス犬のマンコを思わせるような味である。もちろん実際に犬のマンコなんて舐めたことはないのだが……。
甘い香りと鉄分の入り混じった塩味のマン汁だ。男のザーメンってのは99パーセント以上がタンパク質で構成されていて案外綺麗なものなのである。だが、女性のマン汁というものはさまざまな不純物だらけで決して飲用には適していない。だが、それがどうした! 筆者の愛撫で分泌されたその液体を舐めないワケにはいくまい。しょっぱかろうが苦かろうが臭かろうが顔色一つ変えず美味しそうに舐めるのが男って奴だろう。
ここでフと考えるトコショー。即クンニを許可してくれたってことは、お願いすれば即フェラもしてくれそうだよな。お互いに即舐めしてこそフィフティーフィフティーの関係ってもんだ。
もう少し舐めてトロットロにしてからフェラチオをお願いしてみよう、そう心に決めた時である。
「もう駄目、入れてほしくなっちゃった」
ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬっ!
まさかここに来て先手を取られるとは。ホテルに入ってからずっと主導権を握っていたつもりのトコショーだったので、この一言に驚いてしまった。
こうまで言われてしまったら「フェラチオして」だなんて言えないではないか!
請われるがままゴムを装着し、詩織チャンのワレメに先っぽをあてがう。そして亀頭のカリ部分でクリちゃんをコネコネしてから挿入開始だ。
「あ、す、すごい! すっごく固い!!」
これのどこが純朴そうな娘なんだよ! 第一印象とは大違いである。こんな売女(ばいた)みたいな女、大好きだ!!
ズズどこズズどこ、ずんドンバっごおン
ピンポンパンのリズムでピストン運動を開始するトコショー。
「そ、それ、もっと、もっと、シて」
んなこと言われてもこちとら自慢じゃないが早漏のショーちゃんである。そう簡単にリクエストに応えるワケにはいかない。
詩織チャンの要望をスルーしてマイペースで腰を振っていると、下から彼女の腰がグネングネンと動き始めたのである。
こちらのピストン運動を無理やり加速させるような腰つかいだ。
や、ヤバい。このままじゃイかされる! 気を逸らすため、腰の動きを止めるトコショー。しかし、詩織チャンの腰は動き続けたままである。
あ、もう駄目ずら
「し、詩織チャン。お、俺、もう限界だよ」
「え?」
「もう我慢できない。い、イク、イグぅぅぅぅぅ!」
ふぅ。
時間にして3秒くらいだろうか、ラストスパートとばかりに高速ピストンを行いザーメンを吐き出したトコショーなのであった。
「ごめんね、急にイっちゃって」
「謝ることないですよ」
「ありがとう。それにしても凄い腰の動きだったね?」
「え?」
「ほら、詩織チャン下から腰を動かしてたでしょ?」
「えぇ? そんなことしてました、私?」
「うん。あの動きのせいでイかされたようなもんだよ」
「そ、そうなんですか。ゴメンなさい。動かしてるつもりはなかったんですけど」
「ううん、こちらこそ早くてゴメンだよ。じゃ少し休憩してからシャワー浴びようか」
「はい」
「それからまた二回目に挑戦させてね」
「ふふ、はい」
こうして小休止してからシャワーを浴び、二回戦目に突入。発射直後ということもあって、今度は詩織チャンのリクエスト通りの高速ピストンをかまし何とか満足してもらえた格好である。
帰り支度をしながら再会を約束し、西武新宿の駅前まで送って行きサヨウナラとなった。
果たして再会が実現するかどうか。もし実現したのなら、その時は即クンニではなく即シックスナインに持ち込んでみたいものである。理想はそのまま即生ハメからの即中出しなのだが、そんな相手とはそうそうお目にかかれるものではない。
だが諦めたら試合終了だ。いつかそんな女性と出会える事を信じて、出会える系サイトで遊び続ける筆者なのであった。
(文=所沢ショーイチ)
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