芸能界ドSブーム到来!? 山本美月、吉木りさ、多部未華子…罵倒する女のコたち


 そんな「ドS罵倒女子」界に新たに名乗りをあげようとしている女優が多部未華子(26)だ。

「多部さんは4月から日本テレビ系のドラマに主演するのですが、そのタイトルはずばり『ドS刑事(デカ)』。彼女が演じるのは、同僚の男性刑事(関ジャニ∞・大倉忠義)を振り回し、いたぶり、真面目に捜査しても『バッカじゃないの!』と足蹴にし、『私のために殉職しなさい!』と平気で言う“史上最強のドS女刑事”とのことです」(前出)

 ここのところ立て続けにフィーチャーされている「罵倒女子」。もちろん、偶然が重なってその存在が際立っているだけなのかもしれない。しかし世情を反映するのがテレビともいえる。ドS女子は世に求められている存在なのかもしれない。

「『吉木りさに怒られたい』のプロデューサーは番組の企画理由を、『30歳すぎると20代より裁量も増え、あまり怒られなくなる。そうすると、今度は逆に怒られたい欲求が出てくるのではないでしょうか』と語っていましたね」(業界関係者)

 インターネットの発達などで人間関係が希薄になっているといわれている昨今。そして個人的な趣味や趣向が強く表れるSMは、もっとも「人間」というものを感じるコミュニケーションなのかもしれない。思えば「壁ドン」が流行ったのも、「圧」を感じることへの妙な快感があったともいえる。芸能界で巻き起こっているドS女子というプチ現象、いつまで続くのだろうか。
(文=今井良介)

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