現代人はスマホと浮気している!? 4割が「セックスよりもスマホ」


 この状況に危機感を覚えたデュレックス社は、「TURN OFF TO TURN ON(二人の関係に火を付けるために電源を消そう、という意味)」と銘打ったキャンペーンを展開。

 インタビューしたカップルに対して、とあるビデオを見せることに。そこには、女性が女性のために開発した出会い系アプリ「Siren」の開発者であるスージー・リーが登場し、「二人の関係に満足を与えてくれる機能が、実はどの携帯にも備わっているんです」と語る。

 「えっ、何それ、どんな機能なの?」と身を乗り出すカップルたち。すると、ビデオの中のリーは、「それは、電源のオフボタンです」と言う。

 「なんだ~(笑)」と、してやられた、という感じで笑うカップルたちだったが、その単純な言葉が響いたのか、「Twitterに浮気してごめんね」と涙ぐみながらパートナーに謝る一幕も。

 リーは、Daily Mailのインタビューに対し、次のように答えている。

「SNSで古い友人と再会したり、幅広い層の人たちと知り合えたり、テクノロジーは私たちの生活を便利にしてくれていますが、テクノロジーが人と人とのふれあいを完全に代替することはできないのです」

 よくレストランなどで、互いにスマホに夢中でまったく会話をしないカップルを目にするが、あれがベッドルームでも起きているとは、なんとも深刻な事態である。どうしてもスマホが見たいなら、せめて抱き合いながら見たら…と思って想像したら、もっと不気味な光景だった。とりあえず、電源を切ろう。
(文=ツジエダサト)

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