月刊桃色新聞【4】

東日本大震災から4年…被災地に親戚がいた新人AV女優は何を思う?

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『月刊サイゾー』にてAVメーカーMAXINGイチオシの女優さんにあえて時事ネタを振ってみる当連載。今回は4月16日にデビューする新人の優和~mao~ちゃんに、去る3月11日に発生から4年目を迎えた東日本大震災についてお聞きしました。

【今月の提言】
政治家はいなくなるけど若い人たちはこれからも長生きするから不安です

 
──3・11から4年がたちますが、いま現在、震災について思うことはありますか?

優和~mao~(以下、優和) 仙台に親戚が住んでいて、小さい頃から沿岸のほうには何回も行ったことがあったので、あのあたりの建物がみんな流されてなくなっちゃったのはすごくショックでした。あと、東北以外に住んでる人たちは、3月11日近くにならないと震災のことを思い出さないのかもしれないけど、被災地の人たちはまだ仮設住宅に住んでいたりするし、原発事故の影響で自宅から離れたところで暮らしてたりして、毎日3・11のことを考えてる人がいるんだと思うと、温度差を感じちゃいます。

──確かに被災者はそれまで通りの生活が送れていないわけですからね。震災以降、東北には行かれました?

優和 はい、何度か。

──復興してきてる感じは?

優和 正直してないなって感じます。沿岸部は、3年以上たっても更地のままだったし、工事の車がいっぱい止まっていたりして。

──3・11では地震と津波という自然災害に加えて、福島第1原発の事故もありました。デリケートな質問かもしれないですけど、素直な気持ちとして、原発はあったほうがいい? なくしたほうがいい?

優和 やめたらいいって思いました。原発をどうするか決める政治家の人たちは、あと何十年かしたらいなくなるけど、若い人たちや、これから生まれてくる子どもたちはもっともっと長生きするじゃないですか。

──もし何かあったとき、困るのは若い世代だと。

優和 福島で生まれた子は、この先ずっと「原発事故があった土地の人」みたいに思われちゃうかもしれないし、放射性物質が甲状腺に溜まりやすいという問題もあるじゃないですか。そういう影響を受けていくのは、今原発を動かそうとしてる偉い人たちじゃないから。

──放射能問題に関して、原発事故発生以降は、食べ物に気を遣ったりしました?

優和 農家の方には申し訳ないですけど、やっぱり最初は東北や北関東の農作物は避けてました。でも、そうするとキリがないから、しばらくしてからは普通に、あまり気にしないで食べてましたね。「キノコはダメ」みたいに、何も食べられなくなっちゃうから。

──キノコが好きなんですね。

優和 えっ?

──いや、舞茸とかしめじとか、いろいろあるじゃないですか。

優和 あ、そっちのキノコ……(笑)。

──え? 「そっち」じゃないキノコがあるんですか?

優和 その質問、ズルい!

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