10日夜に放送されたバラエティー番組『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)の新企画「オマエらちゃんとしろ!!タレント審議委員会」で“底辺タレント”のファンイベントのぼったくり度が暴かれた。
同企画は「ちゃんと活動してないタレント」をチェックし、有吉弘行(40)やヒロミ(50)ら辛口審議員がダメだしするという趣旨。「タレント活動における問題あるファンイベント」をテーマにしたコーナーでは、元AKB48の野呂佳代(31)、アラサーグラドルの尾崎ナナ(32)、元SDN48のKONAN(30)、グラドルの今野杏南(25)の4人が審議対象になり、イベント内容がショボいのに高額の参加料をファンに支払わせているとの疑惑が検証された。
最初に審議されたのは野呂のファンイベント。昨年、北海道1泊2日の生誕祭ツアーイベントを開催しようとしたが、最少催行人数の35人が集まらず中止。浅草・花やしきに会場を変更し、ビュッフェ形式の食事を楽しみながら野呂のトークなどを楽しむという内容になった。これだけなら単に悲しい話というだけだが、イベント参加料が9000円だと分かると審議員たちは厳しい雰囲気に。司会のロンドンブーツ1号2号・田村淳(41)が「サザンオールスターズのツアーチケットと同額」などと指摘すると呆れ声が上がった。
次に検証された尾崎は、事務所の後輩・柳いろは(24)との合同で山梨日帰りバスツアー。ファンと現地で一緒にバーベキューをしたり、公園で撮影会や「だるまさんが転んだ」などをするだけの内容だったが、料金は19800円とバス代を考えても高め。尾崎は「でも普通の撮影会は3万円くらいだから安いもの」と弁明したが、これに淳が「フジロックフェスティバルのチケット代とほぼ同額」とコメントすると、スタジオは「高い」という空気になってしまった。
また、KONANは恵比寿にある「カラオケの鉄人」でクリスマス会を開催。元SDN48・藤社優美(25)との合同イベントだったがファンは24人しか集まらず、悲しすぎる状況が浮き彫りに。食事や歓談、イス取りゲームなどをするという内容だが、やはり参加料は1万円とイイお値段。イベントのあまりにチープな光景に審議員の小木博明(43)からは「トゥナイト2の取材に行ったみたい」という言葉が飛び出した。
今野も同じくクリスマスイベントの模様が紹介されたが、こちらは後輩6人とともに出演という事務所上げてのファン感謝祭。メンバーそれぞれがセクシーサンタ衣装に身を包んでファンのテーブルを回ったり、余興として全員で少女時代のダンスを披露したりといった内容で参加者も多く、「キャバクラっぽい」という意見がありつつも今までの中では一番まともに感じられた。
だが、その参加料が3万円だと分かるとスタジオからは悲鳴交じりの大ブーイング。淳は「感謝祭なのにむしり取るね」と追い打ちし、今野以外の出演メンバーの知名度のなさにも「誰だ!?」とツッコミが入った。