「まだ21歳の小島さんですが、バラエティーではいちパネラーとしてだけでなくMCなどもこなしています。スポーツ番組なども担当しており、その幅広い活躍から昨年の『タレント番組出演本数ランキング』(ニホンモニター調べ)で女性タレント部門2位という快挙を成し遂げました。特にMC能力には定評があり、『ナカイの窓』(日本テレビ系)でゲストMCを務めた際には、中居正広さん(42)に司会ぶりを絶賛されました。年上のタレントに囲まれながらも、きっちりと場の空気を読みながら番組を進行させることができる小島さんを評価したのでしょう。今回の『さんま御殿』での西川さんとのやり取りの中では、そんな彼女の物おじのなさが存分に活かされていた気がします。
アイドルらしからぬ(?)抜群の仕切り能力を持つ中居さんの“お墨付き”をもらったわけですから、これは芸能界での十二分なステータス。バラエティーで活躍する若いアイドルやタレントは多いですが、そのほとんどは番組内での“華”としての役目を与えられています。もちろん、自身のキャラに合わせたネタや、ちょっとした話での切り返し方なども含めて“しゃべり”の技術はそれなりに高いわけですが、それでも旬は短く、常に話題性の高い新人タレントの出現に怯えることになる。小島さんは、そういった苛烈な戦場から数歩だけズレた特別なポジションを獲得しているように見えます」(テレビ関係者)
バラエティー界で確固たる地位を築きつつある小島。しかし、今回の番組で見せた大胆で強気にも思える発言が、今後の芸能生活に悪影響を及ぼすのではないかと心配する声もある。
「ネット上では西川さんに発した小島さんの“高齢”という言葉に対して、『よく言った』『高齢なんだからしょうがない』といった意見のほか、『さりげなく敵を作るタイプだな』『実は性格悪いのかも』などのコメントもあります。また、番組中に俳優の向井理さん(33)が結婚したという話題になった際、素直な感想を述べたマギーさんに対して小島さんは『日本の女子の労働意欲が低下しちゃってGDPが下がったんじゃないか』と言っていました。ユーモアのあるコメントですが、わざわざGDPという言葉を使った小島さんには『インテリぶってる』といった感想も寄せられており、視聴者の中には鼻についた人もいたようです。ほかの共演者との差別化を図ることはタレントにとって重要ですが、的外れだったり行き過ぎたりしては視聴者の反感を買ってしまいます。若い小島さんとすれば常に結果を残したいのでしょうが、あまり焦る必要はないと思いますね」(芸能関係者)
グラビアの人気も高くバラエティーでも存在感を発揮する小島は、いまもっとも勢いのあるタレントのひとりといえる。今後さらに飛躍するには西川らを相手に動じない度胸をいかに自分の中でコントロールするかにかかっているのかもしれない。
(文=駒子)