その後、4人は水深3メートルのプールに移動。いままで練習していた水深1メートルのプールとの違いに4人は恐怖心を覚えたようで、入水した途端に我を忘れて必死にもがいてしまうことに。水中カメラに映る彼女たちの足の動きからは、緊迫したパニック感すら伝わってくるようだった。
「この企画での芹那さんは、普段のバラエティでは見せない表情をしています。水深3メートルのプールに入ったシーンでは、いまにも溺れそうな形相をしていましたが、その表情からは『絶対に上達してやる』といった意欲が見えましたね。そんな彼女だからこそ、コーチの青木さんは決して手を貸そうとせずに厳しい声を浴びせ続けたのでしょう。こういうところが、この企画のドキュメンタリー感につながっているのだと思います」(芸能ライター)
深夜のバラエティ番組ながら本気度の高い企画を行う番組はネット上でも評判で、公式HPには「面白いし笑いのあるドキュメント番組って感じ」「一生懸命やっている姿に感動」「良い番組です! 深夜にやるにはもったいない!」といったコメントが寄せられている。
「最近のバラエティはタレント先行のものが多く、キャスティングが決められてから企画を考えるといったケースもあります。しかし、この番組では有吉さんが面白がるVTRを作るというコンセプトのため、かなり企画には凝ったものが多いですね。番組の名物コーナーとなっているギネス記録に挑むドミノ企画は、芸人たちの本気の顔が垣間見えてバラエティらしからぬ仕上がりにもなっています。4人の女性芸能人が奮闘しているシンクロ企画も好評ですから、3月の大会の様子がゴールデンタイムの特番で放送される可能性もありますね」(テレビ関係者)
今回の放送の最後には有吉から、「そろそろ優勝できかったらどうするか考えるか」との提案もあった。これまで「どうせグズグズな感じで終わるんだろ」と言い、あまりシンクロ企画に興味を示してこなかった有吉から「優勝」の二文字が出たことは、それだけ4人の成長が著しい証といえるだろう。お荷物といわれていた芹那も気迫のこもった練習をしていた。番組は『大会まで26日、更なる地獄の特訓が待ち構えている』として終了したが、大会本番ではその特訓の成果が出ることを期待したい。
(文=駒子)